アメリカ人夫と結婚して、しばらくしてから
怪しいと感じ始めた夫の子供時代。

夫は幸いにも経済的に恵まれた環境で育ち、
大手企業のエグゼクティブだった父の
海外出張によく家族全員で同行し、子供の頃
から海外で過ごす機会があった。
世界はアメリカ中心 という典型的な偏った
考え方をする家庭ではなかったようだ。

しかし、その家庭をコントロールしていた
ヨーロッパの男爵の血を引く父(私の義父)が
曲者だった。
当時、自分よりかなり若い女子大学生
(アメリカ人夫の母)と付き合い
子供が出来、産まれたのが夫の姉である。

義父は、まだ20歳になったばかりの若い義母の
生活全てをコントロールした。
クレジットカードは与えない。
義母が食品を買う日の朝に現金を渡し、夕方
仕事から戻るとお釣りとレシートを要求する。

夕食は、毎日必ず5時にダイニングテーブルに
用意されてなければならず、少しでも
遅れると声を荒らげる。

外出先で子供達が騒げば小さな声で愉、家に
戻ると怒鳴りながらベルトでお仕置きをする
のが日常だったようだ。

そんな生活からストレスを感じていたであろう
義母は、次第に子供達の前でも平気で
夫婦喧嘩をし、お皿は勿論時にはナイフや
掃除機まで投げ飛ばして怒鳴り合いをした
ようだ。

そんな悲惨な内容にも関わらず、アメリカ人
夫とその姉は、その話をする時はまるで
笑い話をするかのように楽しげに私に
伝える。

今でこそ大分落ち着いたとはいえ、何らかの
精神的ダメージがあったであろう夫の姉は、
感情のコントロールが出来ずによく大爆発を
おこしていたようだ。
私に対しても、かなり長い間理不尽な態度を
取ったり悪口を言い続けていた。

私の夫は専業主婦を能無し呼ばわりし、
生活費も毎月渡さない。
私が生活費がないとどうやって食品を買うのかと問うと、「僕は銀行のATMではない。お金が欲しければ外で稼いでこい。スキルのない主婦がまともに稼げると思っているのか。外で
苦労してからもう一度頼んでみろ。」と言う。
生活費として渡された$500では足りず、私が
自分の貯金で足りない分を支払うと、「3ヶ月分のお金だ!」と声を荒らげる夫。終いには夫婦で
開設した共同銀行口座まで私に無断で解約する
始末。

物価の高いこのカリフォルニアで、どうやって
3ヶ月$500でやり繰り出来ると思っているので
あろうか。

自分の父と衝突を繰り替えし、子供時代に
散々嫌な経験をさせられたというのに、
自分の妻に同じ事をする矛盾に気が付いて
いないのであろうか。