この投稿は、これから同じ治療を受ける方の参考になれば良いなと考えて書きました。ですので、時系列で箇条書き、お金のことは重要な部分だけを簡潔に、を心がけました。

アラサーにして初めての妊娠、そこからまさかの卵巣嚢腫の発見、稽留流産、卵巣嚢腫手術と、目まぐるしく状況は変化していきました。それまで婦人科の既往症はなく、検診でも6年ほど前に卵巣嚢腫の疑いを一度指摘されてからは、再検査になることもありませんでした。
どちらも、医師からはありふれた症例だと言われました。病院側としては、日々、星の数ほどこなしていく治療の一つなのでしょう。それでも、一人の患者の身になると、診断と同時に手術や入院の承諾を迫られるのは、なかなか辛いものがありました。

二回目の妊娠までは4ヶ月。思ったよりは時間がかかりませんでした。
卵巣嚢腫の手術は核出術(卵巣を切って腫瘍の部分だけを取り出し縫合する)でしたから、卵巣の機能には影響しません。そのため手術が終わったその次の周期から、妊活を始めることが出来ました。

二度目の妊娠経過は、ことのほか順調でした。中期の血糖値測定で、基準値ギリギリ(随時血糖100以上で再検査のところ、ちょうど100だった)で再検査になったこと以外は、健診で問題を指摘されることもありませんでした。それでも、一度目の妊娠が上手くいかなかったこともあり、この先何かしらあるのではないか……と常に不安でした。

そして、その不安な予感は当たりました。
里帰り前最後の、32週健診での切迫早産の診断です。

切迫早産は、私は10日間ほどの短期入院で済みましたが、同室にいたのは6~7週間の長期入院の方ばかり、しかも妊婦健診で発覚してそのまま入院というパターンが多かったです。営業や保育士等の忙しい職種の方が多く、半分くらいはすでにお子さんのいる方でした。いきなり仕事や家庭から切り離されて、24時間点滴につながれて1ヶ月以上も横になっていなければならないというのがどれほどのストレスか……
想像しただけで、もう妊娠はこりごりだなと思ってしまいます。

これから妊娠を考えている方は、子宮頚管の長さには気をつけてください。
臨月近くなっても40mm以上あるのが普通らしいです。私は20週時点で33mm、病院の基準は25mm以上なので問題なしと診断され、その後32週までは全く測りませんでした。でも、入院中に聞いた話やネット上の意見を見ると、20週で33mmはかなり短いようで、25mm以下になると入院となる病院が多いようです。
どうして医師は「基準よりは長いが、普通よりはやや短い」という指摘をしてくれなかったのでしょうか……。
問題ないと思って、ウォーキング等で体を動かしてしまった自分が悔やまれます。
それでも、入院して正産期まで持ちこたえたことは幸いでした。

計画無痛分娩については、落ち着いて出産に臨むことが出来、大変良い経験をしたと思っています。結果的に児頭骨盤不均衡で緊急帝王切開となりましたが、陣痛1分間隔の中、気持ちを切り替える余裕を持てたことは大きなメリットでした。

帝王切開の承諾をした時、立ち会っていた夫から「三人しか産めないね」と言われ、いやいやもうこんな経験は二度と御免だと思いましたが、生まれた子を見ていると、二人目も欲しいかも、と感じたりします。

それでは、これにてこの投稿を終わりとします。
ここまで目を通してくださり、どうもありがとうございました。