或る日持ち込まれましたのは、シャネルのピアス。
黒い輪っかが取れてしまい、シャネルでは修理不可と言われたそう。
拝見すると接着剤で付けてあったのですね。
しかも悪いことにこの黒い輪っかはそもそもこのピアス用ではない様子。。。
というのも、表面が斜めにカットされており裏側も同様。
接着面が少なくてよく付かないわけです
本来なら裏側はフラットにすべき。
おそらくこの黒い輪っかパーツはあれこれに利用されていて、ピアスにも転用されたのではないかと。
修理方法としては、再び接着するほかありません。
残っている硬くなった接着剤を取り除きます。
これが
めちゃくちゃ大変なのです。
本体がプラスティックゆえに溶剤を使うのは怖いので、傷つかないように削ります。
なんとか完成です
可愛いピアスに元通り
お客様にはお喜び頂けました。