教官に叱られた直後に無言で自動小銃を発砲 18歳自衛官候補生、殺意は否認 自衛隊員2人死亡 | 「ハンブルグの黒い霧」は師匠の技

教官に叱られた直後に無言で自動小銃を発砲 18歳自衛官候補生、殺意は否認 自衛隊員2人死亡

教官に叱られた直後に無言で自動小銃を発砲 18歳自衛官候補生、殺意は否認 自衛隊員2人死亡

 



図書館で予約した本の順番が回ってきたので、昨日借りてきた。


注目されている事件と繋がるような本。
何とも言えないタイミングだ。


自分にできるかは別として、叱るのはよくないという話は聞いたことがある。
よくある話で「『怒る』と『叱る』は別物」というのも聞く。
この二つの違いについて訊くと、ありがちなのは愛情の有無だ。
「怒る」はただ感情的になっているだけで、「叱る 」には愛情が込められているというもの。
仮にそうだったとしても、叱られている側に伝わらなければ何の意味も持たない。
結局は叱っている側の自己満足に過ぎないのかなと。
たしかアメとムチもよくない。
ムチってのは恐怖心を与えるだけで、行為や行動が改善されるどころか、むしろ恐怖で動けなくなることもあるらしい。


「それじゃ、叱らずに甘えさせればいいの?」


いや、そういうわけでもない。
「叱る」のではなく、「 教える」「諭す」らしい。
ダメなことはちゃんと教えないと分からないし、気付けない。
ちなみにヒトは褒めたほうが能力は伸びやすいようだ。
そりゃそうかもしれない。
スパルタで恐怖心を植えつけることに能力を伸ばす効果があるとは考えにくい。
いいところは褒めて、ダメなところは教える・諭す。


本を読む前はこんな感じのことを思っていた。
もう一度書いておくが、自分にできるかは別としている。


そして読んでみた。
とりあえず『Part1「叱る」とはなにか』を。


うんうん、そうだよね。
そんな内容だった。


なお、叱られたときに生じるネガティブ感情は「戦うか、逃げるか」の反応を引き起こすようだ。
たいていの場合「逃げる」状態になり、言われた行動をしてみせたり、謝罪したりする。
しかし「戦う」を選ぶ人もいる。
あの事件の詳細は知らないが、武器を手にしていたからこそ「戦っ」てしまったのかもしれない。