ときメモ4 総評。
ども。新年が明けました。年をまたいでしまいましたが、ときメモ4の総評レビューです。ネタバレのオンパレードですので、読むならそのつもりで。全体を通して、往年のときメモファンからすると「正統な続編」と言える良作。前作に当たる3が酷評?大失敗?だったのもあってか、従来のスタイルに戻したのかなぁと。もちろん、アルバムモードがないとかボリューム不足とかの不満はあるけども。それはまた後述。今までよりも、コマンド実行がサクサク進むのが良い。通常デートも、シンプルでスマートなシステムが受け継がれてる。ちょっと学校関係の行事が多いのは、スピード感を妨げてる感じがするけどね~せっかくだから、その行事でもっとイベントがあったら良かったんじゃないかなぁと。4は2のEVSの代わりに、主人公の名前の音声をネット上で作成してダウンロードするシステム。ネットワークつなげないとできないけど、2と違って一度に全員分使えるのがメリット。主人公の名前(呼び方)を変えなければ、1回のダウンロードで済むし。実際にプレイして聴いてみると、キャラによってかなり差がある感じ。ちょっと棒読み?っていう子もいれば、割と自然に呼んでくれる子もいる。あと、場面によっては、名前だけ他の台詞と声のトーンが明らかに違ったりとかすることも。このあたりの差は、仕方がないところかなぁ。声のネタで言うと、バイノーラルも効果的に使われてた。イヤホンしてると臨場感がハンパない。本当に耳元でささやかれてる感覚が味わえて、ドキドキ感が引き立てられる。ただし、バイノーラルのボリュームはキャラクター差がかなり大きいのが残念なところ。特に都子はずるい(笑)他のキャラが1つ2つとかしかないのに、都子は毎回デートの度に聞けるっていうね。格差社会です。新要素の特技システムは、かなり色んな要素をブースト可能。今までに解放した特技は、次回プレイでも解放された状態になるから、何周かすればすべての特技を解放できる。経験値は必要だけど、1年目から強力な特技を使えるってのはチート気味。ただ、攻略を考えれば便利なことこの上ない。万能にしたり尖った能力をもたせたりと、プレイの幅を広げられるのが良いね。個人的な注目特技は以下。※( )内は必要経験値「芸術の閃き」(30)・・・地味に凶悪な性能。これさえあれば、芸術コマンドがほぼ不要に。「堅実性」(40)・・・たとえ調子が「さいあく」でもコマンド成功できるのは魅力的。ただし、平日限定。「一夜漬け」(20)・・・学期に一度しかチャンスがないものの、特に「女神の加護」と同時発動したときのステータスブーストが尋常じゃない。もちろん、単独でも充分効果あり。「休日の神」とも好相性。「三顧の礼」(20)・・・相手が誰であろうと、どこでもほぼ確実に誘えるので、ストレスなく進められる。これのほうが「超能力」(心操術)なんじゃないか?(笑)「心の開錠術」(40)・・・マイナス特技を持ってるキャラには、ほぼ必須の特技。特に高貴さん。「節約上手」(10)・・・3人クリア以降の体調回復アイテムがたった3リッチで買えてしまい、休養コマンドがほぼ不要に。しかも、経験値10で取れるというリーズナブルさ。「遊びの王」(50)・・・発動確率こそ低いものの、デートしつつ全ステータス+10はかなりの性能。「模倣成長」(40)・・・「遊びの王」劣化版? 上昇量が少なめで上昇するステータスもキャラによって決まっているが、確実に発動するので多くデートをこなすほど有効。「悟りの境地」(50)・・・余裕があればつけておきたい。特技の発動率を上げる、縁の下の力持ち。「真理の解明術」(40)・・・これも、余裕があればつけておきたい。色んな恩恵(特にエリサ)にあずかれる。ただし、デートでは発動しないので注意。「パフォーマー」と合わせると効果的。「パフォーマー」(10)・・・呼び方を変えたいときや、イベントを起こしたいときなど。特に後半は、デートを重ねていると声かけに出てきづらくなる(個人的な実感)ので。電話で1日消費しないっていうのも、かなり大きな変更点。っていうか、そもそも電話だけで1日終わるっていう仕様がおかしかったんだけどwwwこれで、デートとステータス上げの両立ができる。ただし、その代償?として、デートで体調が若干低下するようになったので、連続デートをするときには要注意。事前にアイテム等で体調を整えておけば万全。1ヶ月の電話回数が4回っていう制限はあるものの、普通にプレイしてる分には4回もあれば不都合は感じなかったなぁ。むしろ余るぐらいだったので、男子に電話してステータス上げ。あ、体調は休養しても過去作ほど回復しないので、モラルを維持したり高ステータスを狙ったりするなら、特技やアイテムによる体調管理が必須だと感じた。「全体的に女の子が地味」とかの前情報もあったけど、実際にプレイしてみて「いい意味で裏切られた」っていうのが個人的な印象。「そうきたかーっ!」っていう展開に、さすがコンマイさんはツボを心得てるなぁと(ノ∀`)今回は、いわゆる「ギャップ萌え」が多くて。そんなイベントや台詞を見る度に、思わずニヤニヤさせられてしまいました。いや、これってコンマイさんの思うツボだよなぁ・・・と思いつつも(笑)だが、それがいい。この「ギャップ」こそが、ときメモ4全体のテーマではないかと。そうそう、ホッシーがなんでインパクト弱いのかと思ったんだけど、この「ギャップ」が他の子に比べて弱いんだなと。一応、元気で前向きな彼女が夢を諦めそうになるっていうくだりはあるけど・・・割とすぐ立ち直っちゃうしね。ホッシーの売りは「ギャップ」じゃなくて、「優しさ」もしくは「無防備」なのかなぁと。脇役の同級生男子二人も、かなりいい味出してる。ときメモ2だったら女の子の取り合いになるところだけど、この二人はまったく邪魔してこないのよね。学は勉強こそできるけど、典型的な残念男子代表。実際にいそうな人を何倍かに濃縮還元した感じ。バレンタインとホワイトデーでの魂の叫び?が、彼の残念さを一層引き立てる・・・正志は性格までイケメン。ずるい。ルイルイ攻略中をはじめ、様々な場面でのナイスアシストっぷりも良いのよね・・・しかも、さりげない。←ここ大事学「こんな男子は現実には絶対にいない!! いてたまるか!!」そして、担任はネタ台詞多すぎだー!おらー、席につけー!なお、今回の番長は・・・おっと、誰か来たようだ。あと、ホントにすんごいどうでもいいことだけど。システムと買い物アイコンのときの、主人公のダレ具合が微妙にツボでした。イベント絡みでの欠点を言えば、例えば2年目(修学旅行前まで)にときめき状態にして布団イベントを含めた各種イベントを起こしてしまうと、3年目が消化試合になりがちなのが残念なところ。特に手つなぎは3パターンしかないから、デート回数が多くなるほどダレてしまう・・・個人的にはそれを逆算して、意図的に3年目でイベント起こすようにしたり、なるべく追加デートが発生するスポットを選んでみたり、普段行かないような色んなスポットに誘ってみたり、おもむろにバイト始めて女の子に来てもらってみたりと、色々工夫したけども。デートでは、ときめき状態限定の会話とか選択肢もあるし。(そして、おおむね好印象をゲットできる。)もう一つ残念なのは、最初にも書いたけどアルバムモードがないこと。アルバムが容量の関係で厳しかったとしても、せめてイベント再生機能はほしかった。いつでもバイノーラル聴けるしさ!きっとイベント再生機能は、ときメモ4の全ユーザーが望んでいるんじゃなかろうか。最後に欠点を挙げてしまったけど、全体としてはまさにときメモの正統進化。ときメモファンなら、やってみて損はしないはず。まだやったことがない人でも、「育成系の恋愛シミュレーション」として楽しめるんじゃないかと。学「このブログに対する誹謗中傷なら、一切受け付けんぞ。」主「それは残念だな。」学「いや、残念って、おまwww」