二回試験 | 純粋未修者が東大成績優秀者から司法試験に一発合格したブログ

純粋未修者が東大成績優秀者から司法試験に一発合格したブログ

司法試験合格を目指す未修者へ情報提供するブログです。

二回試験が終わりました。
参考までに、今回の日程と出題を書いておきます。

日程は11/19.20.24.25.26です。
起案時間は10:20〜17:45の7時間25分です。
昼食時間が1時間ありますが、その間も起案します。
順番は、民事弁護→民事裁判→刑事弁護→刑事裁判→検察でした。
毎年、日程と科目の順番は変わります。

今年の出題は、以下の通りです。
【民事弁護】
✔︎最終準備書面の起案(原告):X所有権移転登記請求▶︎Y代物弁済の抗弁(①2500万円の消費貸借または②2500万円の準消費貸借 ※「1000万円の株式代金」及び「1500万円の事業のノウハウを教授した費用+農業の土地と機材の貸与の費用」)
✔︎小問:和解条項(確認条項・給付条項・放棄条項・精算条項)、立証(戸籍の職務上請求など)、弁護士倫理(真実義務)、執行保全(処分禁止の仮処分・保全異議と保全取消など)
【民事裁判】
✔︎主張整理:所有権(相続)に基づく土地明渡請求▶︎所有権喪失の抗弁(贈与)・所有権喪失の抗弁(時効取得)▶︎所有の意思の不存在の再抗弁
✔︎事実認定:所有権喪失の抗弁が認められるか
✔︎小問:贈与の撤回の主張の撤回の理由、時効取得の主張整理の理由
【刑事弁護】
✔︎想定弁論:侵入窃盗についての無罪主張(間接証拠型・供述の信用性判断 ※視認条件・変遷など)
✔︎小問:証拠意見(犯行供用物件・前科調書)、尋問の異議(誘導尋問)、保釈請求のための文書
【刑事裁判】
✔︎事実認定:強盗の意思連絡があったか(傷害の意思連絡は認めた上で、財物奪取の意思連絡を争う)
✔︎小問:接見禁止(罪状隠滅のおそれ)、証拠の採否(関連性・必要性・相当性)、被害再現写真の取調べ以外の用い方
【検察】
✔︎詐欺罪のフル起案(共犯だがそのうちの一方のみについて。なお、共犯者は黙秘。)。
✔︎場所に対する捜索差押許可状で人体に対する捜索差押が可能か。なお、その人物がその場所にある物を隠匿した。

わたしとしては、合格してることを祈るのみですが、集合の成績が芳しくなかったため、少し不安です。
ちなみに、合格発表は12/15です。
成績開示もお願いしたので、集合起案の成績と二回試験の成績との関連など、今後のみなさんの参考になるよう、酷くてもアップしようと思います(笑)

いずれにせよ、これで修習が終わりました。
今年はコロナでイレギュラーが多く、1ヶ月半ほど在宅期間で実務修習ができなくなったり、オンラインでの集合修習になったり、大変でしたが、なんとか1年間やり切ることができました。
同期の皆さんは、お疲れ様でした。

次の記事では、弁護士登録の手続き等について、書こうと思います。