かんぽ生命の詐欺的勧誘と契約がマスコミに大きく取り上げられています。やっていることは私も経験した生命保険会社なら普通にやっている典型的な詐欺契約ですね。一点知りたいことは、契約時に取り交わした契約書の原本の写しを被契約者に渡されているかどうかです。もし、住友生命のときと同じように、原本ではなくコピーを渡されているとすると、契約書の改ざんは非常に容易で明らかな詐欺行為です。まあ、同じやり方ではないかと思います。
 ただ一点、かんぽ生命以外の生保会社のときと大きく違うことは、
マスコミが大きく取り上げていることです。もう20年近く前のことですが、それまで決して表に出ることの無かった生保業界の闇(悪事やり放題)が関西限定ですが週刊誌に掲載されました。その影響で関西では生保に加入する人が激減しました。ただ、かんぽ生命だけは別で、民間の生保はやめてかんぽ(当時)にだけ入る人が多かったです。もしかしたらその当時の事を根に持って今回のかんぽ叩きを他の生保各社が企んだのではないかというのが私の推測です。ただ、これをかんぽ生命だけのことにしてはいけません。もっと悪辣なことを生保各社はやっているのですから。金融庁は生保会社で構成される生命保険協会に紛争解決の権限を与え(生保側が負けるわけが無い)、しかも司法もぐるになって生保の裁判での不敗神話は未だ健在(明らか筆跡の異なる署名でも筆跡鑑定すらせず同一人物の署名と言い張るレベル)です。今回のかんぽ叩きをきっかけにして生保各社の被害に遭った方々は声を上げましょう!これが生保詐欺被害 #Me Too運動です。そして、マスコミ各位もこの問題をかんぽのみの問題とせず同業他社の生保各社にも不正が無いか調査していただければ幸いです。山ほど出てきますから。