皆さんこんにちは!眠れなくなった笹悦です!夜中二時過ぎの投稿。
大学のころ北京に行った時のことを思い出しました。あれは、サーズの前の年だったと思います。
大学卒業旅行で北京大学へのショート留学プログラムに参加しました。
まだそのころは中国語も初心者で、片言の中国語をようやく話せるぐらい。
台湾には2-3回行っていたし、北京にはその前の年に一度いっていたけれど、
少し長めにステイして、中国との違いをこの目で確かめたいという思いはずっとありました。
就職するともういけない!と思い、喜び勇んで参加しました。
あれは、王府井の帰り道。
メンバーとぶらぶらして、北京大学までバスで帰りたいねなんて話していた時、
寒い三月の初旬。もう夕方になりつつあり、そろそろバスに乗らないといけないのですが、
バス停がどこにあるかわからない。そしてバス路線もよくわからない。
でも北京大学に行くバスと言えば、わかるはずだということで、
2-3人で歩いている女性に聞いてみることにしました。
「バス停はどこですか?北京大学に帰りたいんです」
この言葉を反復して探すこと30分以上。
みんなごにょごにょなんかわからないことを言って、そのうち言葉が通じないとあきらめて去っていく。
指で指し示してくれるが・・・一向に何を言っているのかわからないしバス停も見えない。
何人かの女性はずっと「ニャオニャオニャオ」と謎の言葉を連発しているのです。
にゃーにゃにゃー???🐈🐈???
🐈を買えと?
一体何の宇宙語を話しているのか?
北京の方言はやっぱりきついから、私たちには聞き取れないのか?
留学組日本人はさっぱりちんぷんかんぷん。
結局タクシーに乗って帰ったという記憶なのですが、
寮に戻ると友達が一人、思い出したかのように言ったのです。
「わかった、そういえば授業で前聞いたことがあった。
数字の「1」って「ヤオ!」って発音もするんだよ!
だから、ニャオニャオニャオは、猫の鳴き声じゃなくて、
ヤオヤオヤオで、路線111のことじゃないかな!!」
そうだったのか!!!そうだったのか!!これぞ目からうろこでした。
あの北京女性たちは、皆親切に路線番号を教えてくれていたんだね。
みんなありがとう!
私は台湾には長かったから、台湾ではあまり、「ヤオヤオヤオ」とは皆言わなくて、
電話番号の「1」も皆「イー」と話す傾向が強かったので、わからなかったのです。
ここで初めて中台の中国語慣用の違いを痛感したのでした。
余談ですが、私はこの三週間の留学で、北京大学のある男のことのことが好きになってしまって、
その後も10年近くいろいろゴチャゴチャありました。
元気にしてるかなぁ。