こんにちは。

Cellules Ô Naturel にアクセスありがとうございます。

これは2022年秋からの子宮頸がんの闘病記録です。
Jacky

 
私は自尿が出せません。
トイレでは毎回、
導尿カテーテルを膀胱内まで挿入して
機械的に排尿しています。
 
 
7か月前の子宮頸がんの手術の後遺症
このような身体になったわけですが、
そんな私でも身体は絶えず進化していて、
術後2ヶ月目あたりから
徐々に尿意が戻ってきました。
今ではそれを合図に導尿しています。
 

 


私のカテーテルはこんなにコンパクト口紅

 

 

尿意はどのように戻ったの?

 

私の尿意が戻ったきっかけは、
抗がん剤治療による
大量の水分摂取だと思います。
初回の点滴のときから
眠っていても目覚めるくらい
強い尿意を感じるようになりました。
 
 
その頃は、尿が500mLくらいまで
溜まらないと尿意を感じませんでしたが、
少しずつ尿意を感じるリミット
下がっている気がします。
 
 

今は、300mL程度の尿量で

尿意を感じることが多いですが、

150mLくらいで軽い尿意を感じることも
けっこうあります。
 

 

成人の初発尿意が100~150mL、
最大尿意が500mLといわれているので、
手術前の感覚はだいぶ戻りました!

 

 

尿道が締まりっぱなし

 

私の場合、尿意は戻ったものの

150mLくらいしか尿が出せません。

自尿が出る時はいつも

最大尿意に近い尿量が溜まっています。

 

 

初発尿意を感じることもあるのに

尿が少ないとうまく出せないのは、

尿道が正常に緩まないからでしょう。

 

 

排尿障害には大きく分けて

2つのタイプがあります。

 

1. 尿道が緩みっぱなし

      ▸常に尿が漏れる可能性がある

2. 尿道が締まりっぱなし

      ▸膀胱がいっぱいになっても尿が出せない

 

私は、尿道が締まりっぱなしの状態です。

お漏らしの心配は決してありませんが、

尿が出せないことによる健康上の問題は

大いにあります。

 

 

膀胱の中に常に尿が残っていると

尿路感染症や腎機能低下を引き起こすだけでなく、

伸びきった膀胱は収縮力を失ってしまいます。

 

 

自己導尿を続ける意味

 

排尿障害に対して、腹圧や手圧をかけて

排尿する手段もあります。

私はそうやっても尿を出しきれませんが、

自己導尿を積極的に受け入れたのには

別の理由があります。

 

 

尿道が緩んでいない状態で圧力をかけ続けて

膀胱の内圧が上がり過ぎると、

腎臓や尿管に少しずつ負担がかかってしまう

からです。

 

膀胱内圧が高くなると、
腎臓でつくられた尿が膀胱に流入できずに
腎臓や尿管に溢れてしまいます。

 

一方、自己導尿では

膀胱内圧が上がることはありません。

腎臓・膀胱にダメージを加えることなく

尿を体外に出すことができます。

 

 

自己導尿は腎臓・膀胱にやさしい♡
カテーテルという道具を使用するけれど、

自然な排尿行為と本質的に変わりません。

 

 

自己導尿の目的は膀胱と腎臓を守ること

がんサバイバーはがんを取り除いたり、小さくすることばかりに注意を向けてしまいがちですが、健康な臓器を守ってQOLを維持・向上していきたいです。

 

 

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