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尿意はどのように戻ったの?
今は、300mL程度の尿量で
尿意を感じることが多いですが、
尿道が締まりっぱなし
私の場合、尿意は戻ったものの
150mLくらいしか尿が出せません。
自尿が出る時はいつも
最大尿意に近い尿量が溜まっています。
初発尿意を感じることもあるのに
尿が少ないとうまく出せないのは、
尿道が正常に緩まないからでしょう。
排尿障害には大きく分けて
2つのタイプがあります。
1. 尿道が緩みっぱなし
▸常に尿が漏れる可能性がある
2. 尿道が締まりっぱなし
▸膀胱がいっぱいになっても尿が出せない
私は、尿道が締まりっぱなしの状態です。
お漏らしの心配は決してありませんが、
尿が出せないことによる健康上の問題は
大いにあります。
膀胱の中に常に尿が残っていると
尿路感染症や腎機能低下を引き起こすだけでなく、
伸びきった膀胱は収縮力を失ってしまいます。
自己導尿を続ける意味
排尿障害に対して、腹圧や手圧をかけて
排尿する手段もあります。
私はそうやっても尿を出しきれませんが、
自己導尿を積極的に受け入れたのには
別の理由があります。
尿道が緩んでいない状態で圧力をかけ続けて
膀胱の内圧が上がり過ぎると、
腎臓や尿管に少しずつ負担がかかってしまう
からです。
膀胱内圧が高くなると、
腎臓でつくられた尿が膀胱に流入できずに
腎臓や尿管に溢れてしまいます。
一方、自己導尿では
膀胱内圧が上がることはありません。
腎臓・膀胱にダメージを加えることなく
尿を体外に出すことができます。
自己導尿は腎臓・膀胱にやさしい♡
カテーテルという道具を使用するけれど、
自然な排尿行為と本質的に変わりません。
自己導尿の目的は膀胱と腎臓を守ること。
がんサバイバーはがんを取り除いたり、小さくすることばかりに注意を向けてしまいがちですが、健康な臓器を守ってQOLを維持・向上していきたいです。