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2023年1月下旬。
突然、脱毛が始まって
慌てて美容院に行ったものの、
ウィッグはまだ手元にありませんでした。
はじめてのウィッグは試着をしたくて
ウィッグサロンを予約したのが
抗がん剤治療が決まった日。
予約が取れたのはその3週間後でした。
ちょうど治療が始まって
髪が一気に抜け始めたタイミングでした。
ギリギリセーフ
男性も行きやすいユニセックスな内装（2022年1月）
予約当日。
タブレットにカルテを入力する間に
美容師さんが私の希望に沿ったウィッグを
3台ほど用意してくれました。
100%人毛、人毛MIX、100％人工毛。
それぞれのモデルを並べて見たけれど、
どれも繊細な造りで
ぱっと見ただけでは違いがわかりません
手触りは人毛が断然やわらかいです。
わくわくしながら
さっそくひとつ試着をしてみました。
…あれ？
めちゃくちゃ変装感がある…
別のモデルを着けても
ビミョーなかんじで 
私の顔が暗かったのでしょう…
美容師さんがウィッグを手に別室へ。
別のものと取り替えてくれるのかなと
思っていたら、
同じものを手に戻ってきました。
あらためて被ると、自然になじみます。
髪の流れや立ち上がりを
ドライヤーで調節してくれたのだそうです。
あれこれ10台くらいのウィッグを
色違いも含めて試着させてもらいました。
私がウィッグを何度も試着しても、
美容師さんはいやな顔ひとつせずに
丁寧に対応してくれて…
ようやく決めたはじめてのウィッグは
人毛MIXのショートボブ。
当時のヘアスタイルとカラーに近いものを
選びました。
ウィッグをつけて2回目の抗がん剤治療へ
（2023年1月末）
医療用ウィッグ補助金制度
私が住む自治体には最大30,000円の
助成金交付制度があります！
管轄は 保健所 
役所じゃないのね～
▷▷▷申請に必要な書類
1. ウィッグ助成金交付申請書
2. がんの治療を受けていることを証する書類
（お薬手帳、診療証明書、治療方針計画書など）
3. 領収書
（宛名は本人、但書きは医療用ウィッグ）
大学病院の初診から手術、退院まで
家と病院の往復ばかりで
日常を楽しむ余裕がなかったけれど、
この頃は、新しい服や靴を買ったり、
おしゃれを楽めるようになっていました。
