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Jacky
私の眉毛は
3回目の抗がん剤治療が終わった頃、
げじげじの中に薄い部分を見つけました。
鏡に近づいてよく見てみると、
全体的にまばら眉になっていたのです。
すでに半分くらい抜けていたですが、
今まで気づかなかったのは
脱毛に備えて
アートメイクをしたから。
皮膚のごく浅い部分(深さ0.02~0.03mmほど)に専用の針やマシンで色素を入れる施術のこと。
残りの眉が全部抜けたあとも、
自分の眉がどこにあるか
忘れませんでした。
アートメイクは値段が高いので
するかしないかけっこう迷ったのですが、
20代の頃からがん保険に入っていたので、
思い切ってやりました。
アートメイクと血小板
血小板と好中球が減ってしまいます。
血小板が75000μL以下に減少すると
出血が止まりづらくなったり、
好中球が少なくなると、
ちょっとした傷からを
起こしてしまうことがあります。
とくに血小板が基準値に満たないと、
施術を断られてしまうことがあります。
私は抗がん剤治療の予定をあらかじめ伝えて、
施術日に直近の血液検査の結果を持参しました。
アートメイクの施術は2回以上
アートメイクは専用の針で
皮膚に少しずつ色素を入れていく
医療行為です。
ほとんどのクリニックでは、
4週以上の間隔を空けて、
2〜3回にわけて施術します。
私が美容クリニックを予約したのが
抗がん剤治療が決まった日。
その2日後に
前半の施術を受けられたのですが、
後半の施術を受けたのは
2回目の抗がん剤投与の後でした。
アートメイクの予約は治療が決まったら
できるだけ早くしておくと安心です。
やってよかったアートメイク![気づき](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/675.png)
当日は看護師さんが施術してくれました。
麻酔クリームを塗ってくれるので、
痛みもほとんどありません。
仕上がったときは、
まだ眉毛がしっかりあったので
よくわかりませんでしたが、
眉毛がすべて抜けてしまったときに
やっておいてよかったと実感
そのときの写真がこちら▼
どちらもノーメイクの状態です。
(上)抗がん剤治療1回目(2023年1月)
医療アートメイクは
2001年頃から認識されているようです。
最近は技術もデザインも進歩して
本当に自然です。
眉シールもありますね。
アートメイクの値段はまだ高いので
もっと安くなればいいのにと思うけれど、
以前は、眉が消えてしまった姿に
悲しむひとがたくさんいたことを思えば、
私たちは恵まれた時代に生きていると
思います。
2023年8月。ラストケモから3ヶ月弱。
眉毛は以前のようにしっかり生えました。
アートメイクも相まって、メイク要らずです。