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このブログは、2022年秋に見つかった子宮頸がんの
私の闘病記録です。
Jacky
2022年9月。
フランスに来て2年が経ちました。
仕事面では
自分のペースをつかみ、
周囲から認められていく手応えを感じ、
たのしくて仕方ない毎日でした。
一方、体調面では、
激しいめまいで倒れて救急で運ばれたり、
2度も中耳炎にかかったり、
疲れて弱っていたのだと思います。
おりものの異常も悪化する一方で、
トイレに行く度に音を立てて流れ出る液体に
不安と恐怖を感じました。
それなのに忙しい毎日を言い訳にして、
行かなきゃ、行かなきゃと思いながら、
街の婦人科を再び受診したのは、
前回の検査から1年後でした。
« …この1年でおりものがさらに増えました »
ドクターの反応は薄く、
« まずは診てみましょう » と言って、
非電動式の内診台に向かいました。
« こんなの見たことない… »
顔をしかめて溢れる粘液を掻き出しながら
私の細胞を採取したあと、
ぶつぶつ言いながらデスクに戻り、
« これはびらんです。気になるならレーザーで蒸散すればいいですよ »
取り澄ました顔で言いました。
本当にそれだけ…?
もうこの先生を信じていいのか
よくわからなくなったけれど、
まずは検査結果を待とうと思いました。
とにかく科学的な理由を知りたい。
不安だったけれど、
この頃にはその不安に慣れていたのかも
しれません。
不正出血もないし、腹痛や腰痛もないし、
本当にただのびらんなのかも。
都合よく思い込もうとしました。