街を目指して草原を彷徨うシンとジル。
しかし、その道のりはまだまだ長い…。


ジル(ふぅ、なかなか抜けられないわね…)
  (あんまり、のんびり出来ないのに)
  (こうしている間にもあの娘は…)
  (…あ…、もしかしたら)
  「ねえ、シン」

シン「ん?何ですか?」

ジル「ティナ…って聞いて何か思い出さない?」

シン「ん~…、全然覚えてないかなぁ…」

ジル(これでもダメなのか…、あ~あ…」

シン「ねえ、そのティナって何なの?」

ジル「……何でもない!」

シン「な、何怒ってるのさぁ」

ジル「……別に」
  (全くもう…!!)
  (かと言って、私の正体を教えるのはまだまだ早いし)


……………


シンの居る草原から遥か遠くに、『グランバス』という国がある。
そこの地下牢に一人の少女が監禁されている…。
彼女の名はレスティーナ、かつて、グランバスの皇女であった…。

ティナ「………」
   「…暗いよ……」
   「兄さん…ボク怖いよ…」
   「早く来て…、兄さん…シン……」


続く……