昨日の続きを少々。


(3)なぜ男は大きな目の女性に魅かれるのか?


男の優秀さを示すのがシンメトリーであると前回のブログで書いたのだが、

では優れた女性とはいかなる女性なのだろうか?


男が求める女性は大きく二つの要素からなる。

それは2つのF、FertilityとFecundityだ。


Fertilityは子供を産む能力のことを指す。

Fertileな女性とは多産な女性のこと。


Fecundityとは、今後その女性がどれくらい子供を産む可能性があるかを指す。

基本的に若い女性ほどFecundityは高い。


そこで魅力的な女性の顔の特徴を思い浮かべてみよう。

大きな目、長いまつげ、厚い唇、小さいアゴ、大き過ぎない鼻、

これらは全て子供の特徴なのだ。

竹内氏によると、こういった顔はその女性を若く見せることになり、

それはFecundityが高いことをアピールするのだという。


しかしもっと言うと、『心の仕組み』という本の中で進化心理学者のピンカーは

大きな目や小さいアゴを持つ女性というのは子供を産む能力が高いと言っている。

さらに鼻について言うと、大きくたくましい鼻というのは男性の特徴であり、

その特徴を持つ女性は男性ホルモンを多く持っている可能性がある。

男性ホルモンを多く持つ女性は子供を宿しにくい傾向があるため、

男はそういう男っぽい外見の女性を避けてきたというのだ。


かわいい女性というのは2つのFの両方に優れているということなのかもしれない。


(3)美人はいい匂いがするが、ブスは臭い。


これはおもしろいかった。

人間にもフェロモンというものがあるのだが、

とある実験によると、外見が良い女性や男性はいい匂いを放っているらしい。

一方不細工な女性や男性は相対的に良くない匂いを放っているらしい。


昆虫のシリアゲムシのメスは優秀なオス(シンメトリーなオス)を探す際に、

そのオスの発する匂い(フェロモン)を手掛かりにする。

それと同じことが人間においてあっても不思議ではない。


最近やたらにおいを気にする人が増えているのもうなずける。

香水買ってみるかな(笑)。


(4)少し女性っぽい顔の男が一番モテる


男の顔について言うと、平均的な男の顔よりも少し女性的な顔がモテるらしい。

僕は、欧米ではマッチョな顔の男がモテるんじゃないかと思っていたのだが、

それは間違いで、万国共通で少々女っぽい顔の男がモテるらしいのだ。


確かに若い女性に人気のアイドルは中性的な顔であることが多い。

ジャニーズなんてその典型ではないか。


ということで、女性にモテたいあなた!

マッチョになろうとしないで、少々フェミニンにしてみたらどうだろう?

角刈りとかはやめて、少々髪を伸ばすとか、髭は剃るとか、目を見開くとか。


ちなみに髭はやはりダメらしい。

髭がない方が若く見え、女性には好感度が高くなる。


髪の毛について言えば、やはりハゲはだめで、

髪の毛が多いほど若く見え、女性には高感度が高くなる。

ハゲがだめなのは、スケベそうに見えるからだとか。

頭が薄くなってきた人が髭を生やすってことがしばしば見られるが、

あれは完全に逆効果ということになる。


やむを得ずハゲてきた人は髭を剃ったほうがいい。

植毛やカツラをつけるともっといい。

ついでに整形で目を大きくするといい(かつてのどこかの国の大統領みたく)。

うーん、この際エラも少々削っちゃえ。


若くて魅力的な人はそこまでしなくてもと思うかもしれないが、

男とは、そこまでしても女性にモテたい動物なのだ。