ブラピ主演、タランティーノ監督ということで、一応観てきました。

映画ひさびさだったけど、可もなく不可もなくって感じです。


そういや反ナチの映画ってアメリカでは定期的に出てきますね。

やっぱユダヤ人がアメリカの中枢を担ってるからでしょうか。

反ユダヤ主義への批判は大切なことなんでしょうけど、

今はあまり感じられない反ユダヤ主義への批判って、

中国や韓国における半日の風潮を連想させるのは僕だけでしょうか。


過去の過ちを批判することは大切なことです。

でもすっかり世代も変わっているわけで、

世代を越えてひどく批判されても困ってしまうところがあります。


この映画、そういうメッセージ性があるのかないのかよく分かりません。

メチャかっこいい映画かと言えば、そうでもないし、

主人公のキャラが描けてるってわけでもないし…そんな感じです。


一つ気になったのが残酷な描写についてです。

この映画にはえぐい描写が何度か出てきます。

頭の皮を剥いだり、ナチの額に鉤十字をナイフで刻んだり。

僕はこういうえぐいのに弱いほうなのでそう思うのかもしれないけど、

そこまでリアルに描く必要があるのかって疑問に思いました。


たぶん昔の映画であれば、皮を剥ぐところまでは描かずに、

頭、次にナイフを持った兵士、次に剥ぎとられた頭の皮を映すだけで、

観客に頭の皮を剥いだんだなと想像させたのでしょうが、

この映画では剥ぐところまでリアルに映しています。


鉤十字についても、実際に人の額にナイフを突き立てて、

血が出るところまで描かなきゃいけないのかどうか疑問です。


もっと観客の想像力にうったえる部分があってもいいのではと思いました。


てな感じで、この映画、どうなんでしょうか。

もともとタランティーノなんで、良くも悪くも期待通りだったってことで、

まあいいか。