① 統治(とうち)の意。
② 組織・共同体が「自らを健全に統治」すること。
③ 法令を遵守し、円滑に業務を進めるメカニズムを組織の中に確立すること。
④ 不祥事を起こさない組織作り。リスク・マネジメントやパフォーマンス・マネジメントも含まれる。
⑤ 自治体の運営、会社の経営、IT活用など関してに用いられる言葉。
⑥ 統治の対象が私企業の場合の「コーポレートガバナンス」は、特に法令遵守性や「報・連・相」の徹底などの文脈で使用されることも多い。 「ITガバナンス」は組織がITを導入するに当たってその目的と戦略を設定すること。そしてその効果やリスクを検証し、ITの活用を組織にとって最適な方法にしていくことをいう。
⑦ 国際協力においては、一般的に統治機構や行政能力、制度等を指す。ガバナンスは開発途上国において持続的成長が実現されるための前提条件、もしくは開発援助の効果や効率に大きく影響を及ぼす要素、または開発援助等を通して実現されるべき価値・状態であるといった観点から、開発援助においても、開発途上国のガバナンスという観点が重視されるようになってきた。地球環境ガバナンスという場合は、地球社会が環境を管理する能力やその仕組みを意味し、国際環境ガバナンスという場合は、国際社会が環境を管理する能力やその仕組みを意味する。伝統的には、そのような能力や仕組みは、法制度を中心に形成されてきたが、グローバル化が進む今日、必ずしもそうとは限らならない現実が生じてきている。
⑧ ITガバナンスを「企業が競争優位性構築を目的に、IT戦略の策定・実行をコントロールし、あるべき方向へ導く組織能力」と説明できる。このほか、「主にIT化により新たに生じるリスクの極小化と的確な投資判断に基づく経営効率の最大化、すなわち、リスク・マネジメントとパフォーマンス・マネジメントであり、これらを実施するに当たっての、健全性確保のためのコンプライアンス・マネジメントの確立」(日本監査役協会 ITガバナンス委員会)、「ITガバナンスは取締役会および経営陣の責任である。それは企業ガバナンスの不可欠な部分で、リーダーシップおよび組織的な構造、および組織のITがその組織の戦略および目的を保持し拡張することを保証するプロセスから成る」(情報システムコントロール協会〈ISACA〉 IT Governance Institute)といった定義もある。