ミーハーになるのが嫌で、読んでなかった作品。
ピース、又吉さんの『火花』。

そもそも、なぜミーハーになりたくなくて読みたくなかったのに読んだのか?
それは、若手芸人を描いてるって知ったから。
そう、私は今若手芸人にハマっている。
そんな不純な動機ウインクウインク
好きはミーハーに打ち勝った。

正直、私には読み取りにくい文体。半分以上読み進めるのにめっっちゃ時間かかった。
ただ、後半はめっちゃ早かった。
私が思うに起承転結でいう転くらいからが早い。

さて物語自体について、まず、始まりと終わりが綺麗。熱海で始まり、熱海で終わる。なぜ終わりが熱海なのか、記載はないけど、ふたパターン考えられる。
1.主人公徳永くんは意外とキザっぽいからあえて思い出の地にした。
2.超偶然!たまたま!
何がいいって、あえて書かないからどっちなのかは徳永くん本人にしかわからないとこが良い。
小説はずっと徳永くんによる一人称で続くから、どうしてその行動をとったのか、そのときどう思ったのか、わかりやすいんだけど、そこはなぜ熱海なのか書かれてないから良きだ。


全体的な内容に関しては、好きな芸人さんに重ねて見てしまった。
読んでしまった、か。
あの芸人さんたちはこんな思いをしてるのか、
こんなこと考えて、
こんな気持ちで舞台に立ってるのか、
とか。
頭の中で描かれる図は勝手な想像の徳永くんと神谷さんなんだけど、彼らの気持ちは実際の人物に勝手に重ねてしまうね。
本人はどんなこと考えてるかわからないけど、芸人って本当に不安定な仕事なわけで、楽しい時もあれば不安になることもあるんだろうなって何となく感じてたけど、又吉さんの文章を読んで改めて感じた。

ファンには本当に応援することしかできないのが悲しい。応援してる気持ちが届いてたらいいなと思うし、それが少しでも励みになってたらいいよね。
って、最後の漫才シーンで強く思った。
あんなしゃれた漫才、さすが描いているのが芸人さんだなあと思った。
実際に私が好きな芸人さんの最後のライブのことを考えただけで泣きそうだったのに、言葉遊びを上手に使って今までの感謝の気持ちを全力で伝えるスパークスの2人を想像したら鼻の奥がつうんとして目もウルウルだった。
読者の私は、スパークスが誰にも漫才見てもらえない頃から知ってるわけだからね。愛着湧いてたし勝手に応援してた。
(実際に好きな芸人さんも芸歴1年目の頃から応援してるので似たような感じかな)

…。
でも、将来のこと考えて不安になるのは芸人さんだけかしら。
違うと思うんだ。
ていうか、芸能活動とかやってる人だけじゃないと思った。
人は誰しもそうなのでは?
と。私は思いました。
もちろん未来にもいろんな形があって、仕事かもだし夫婦仲かもだし人それぞれだとは思うけど。
何故そう思うか、そう、私はこのままずっと独り身で、1人で年をとって、1人で死んで、異臭がしてアパートの大家さんがやっと発見してくれるんじゃないかと心配してるから。
今の私の年齢の時、私の両親はもう付き合ってた。私は色恋沙汰ゼロ。駅でいちゃつくカップルや、閉店間際に滑り込んでくる夫婦が嫌い。大嫌い。彼ら彼女らは私にないものを持っているから!!!ムキームキームキームキームキー
今はこの不安を怒りに変えられるけど、やっぱり悲しい時はあるよね(あるある)
主人公徳永くんはあまり怒りに変えないタイプだからセンチメンタルモードに入ることが多かった印象。
この悲しいというか寂しいというか、とても不安な気持ちが素直に書かれていたから『わかる〜、わかる〜』って読みながら思った。


さてここまでは私の考えひたすら書いて、徳永くんの話ばかりしてたけど、神谷さんの話もしたいよね。
彼は才能の持ち主だと思う。あんな素晴らしい漫才ができる徳永くんの憧れの人なんだから。
だからこそ読みたいよね、徳永くんが書いていた神谷さんの伝記。って、途中まで思ってた。
違う、この小説自体が神谷さんの伝記だ!
気がつくのが遅かった。気がついたのは、神谷さんが逃走して発見されてから。
と、同時に、徳永くん自身の伝記でもあると思う。
からこそ、きっとこの伝記には続きがあるはず。
けど何となく、又吉さんには続編は書かないでほしいっていうのが個人的な希望。
お笑い大会、どうなったのか気になるけど真顔
そんな神谷さんですが、天才と言いましたが、死ぬほど不器用。
素直すぎるというか真っ直ぐすぎて、突っ走っちゃうから周りが付いてこないし、行きすぎて後ろ振り替えれなくなっちゃうタイプ。
だから天才なのにみんな気づいてない。んだと思う。最後の最後にやらかしてくれる。し、そこでやっと後ろを振り返ったな、と思った。
それに対して徳永くんは人付き合いは上手で、我が我がってタイプじゃなくて周りに合わせることができる。
正反対。だからこそ、徳永くんは神谷さんに憧れた。とっても。
そしてきちんとした表現はなかったと思うけど、神谷さんも徳永くんに憧れていた。とっても。
何でもそうだけど、リスペクトってとっても大切だよね。否定していがみ合うより、リスペクトして良いところ盗みあってともに育っていくのが理想だよね。まさにこの2人はそんな感じだと思った。

神谷さんは不器用って言ったけど、だからこそ、きっと女の人たちは母性本能をくすぐられるんだろうな。
マキさんもミキさんもそう。だから居候させてあげちゃう。
2人ともとっても素敵な女性。女としてみると神谷さんってなかなかなクズ。(失礼)マキさんもミキさんも良い人なのに見る目ないなあって思った。惚れちゃったんだろうなあしょうがないよなあとも思う。
お二人には幸せになってほしい。何様だって感じだけど笑
マキさんは10年後公園で子供連れてるところを徳永くんに見られてるけど、ミキさんはどうなったんだろう。気になるところ。私もミキさんの鍋食べたい。彼女にはご飯を美味しい美味しいって食べてくれる良い人が見つかると良いなと感じた。

映画もドラマもやってたよね、個人的には林遣都くんが出てる方、見たい。なんか、読んだ感じしっくりくる。


最後に、私は並ならぬ努力をすることが苦手。
お金もない。
実は小学生の頃、お笑い芸人になりたかった。
東京ダイナマイトが大好きだった。
小さいながらに狭き門だと思って諦めた。努力嫌いだし。
でもあの頃、ネタを考えたり、エンタや笑金見て、必死にメモしてたな。と思い出した。
もう、ステージ上で活躍する人になろうとは思えないけど、ステージをつくる(物理的に)ことはできるよね、高専生だから。
就活と、この物語読んでるタイミングが重なったから、いつか、私の好きな芸人さんや、好きなアイドル、好きな役者さんが、私が製造に関わったステージで最高のパフォーマンスしてくれたらいいなあ、と思いました。


超絶乱文だけど、多分、思ったことは全部かけたと思う。多分。
やっと書きためた分消化!