本日は長崎原子爆弾投下の日
先日の広島に続き、本日は長崎にプロトニウム型原子爆弾「ファットマン」が投下された日です。
プロトニウム型は先日の広島のウラン型と比べると破壊力は上、しかしながら安定させることが難しく、また、プロトニウムは最強最悪の放射性物質と言われており、放射線のレベルの強さとありとあらゆるものを透過する波長はもはや人の手には負えない代物と言って良いでしょう。
現にチェルノブイリ原発事故はこのプロトニウムと言われており、永久に核融合を起こし続けているため人間の力では止めることは出来ず、苦肉の策でコンクリートの屋根と壁を上造し続けています。
また放射能の半減期(人間が住めるレベル)も何億年も先でもはや悪魔の放射性物質なのです。
それを応用したものが長崎に落とされたのですが、そう考えると実験的に落とされた感が強いです。
死者・被爆者・負傷者を含めると14万人以上の無関係な人たちが一瞬にして灰燼と化し・被爆し一生その後遺症で苦しむこととなりました。
中には広島で被爆し逃げた長崎でも被爆した人がいたとも聞いたことがあります。
今の日本では広島・長崎そして大空襲について時期になっても全く話題にも出なくなり、遠い過去の話、自分たちに無関係な昔の出来事のように扱われています。
当時を語る人たちが高齢や後遺症で亡くなっており、80年前の出来事を語れる人達がとても少なくなっています。
若い人たちも流行の話や出来事にしか興味がなく、こうした大惨事があった事すらも知らない人が多いです。
その一方ではアメリカをはじめとし、多くの外国の高校生たちがとても真剣にこれらについて認識し考察しており、きちんと自分の意見を持っているのが驚きました。
当時の軍部やアメリカの人達の「原子爆弾投下については何も悪いとは思わない。あれで戦争を終わらせたのだから」という意見が多く根付いていましたが、今のアメリカの高校生たちは一様にあのような大量殺戮破壊兵器を民間人に対して使用するのはおかしい、絶対にいけない事と語っており、戦争であっても使用するべきではないとはっきり断言していました。
きちんと授業で教えている、そして自分で学んでいるのだと思います。
先日も書きましたけど、日本国周囲には核兵器をちらつかせ、力づくで他人の物を略奪する権威独裁国家が複数存在しています。
そしてそうした経緯の中で忘れてはいけないのが80年前の昨日、8月8日はソビエト連邦(現ロシア)が日本との講和条約を突然一方的に破って日本に攻め込んできた日です。
日本人を惨殺し捕まえてはシベリアへ抑留、そこで地獄のような強制労働をさせられて多くの日本人が亡くなりました。
このロシアという国は兎に角、過去を見ても約束を守らない信用に値しない国です。
スターリンの時は自国民を大量に虐殺して恐怖政治を敷いた国です。
その国が今、ウクライナへの侵略をしている中で核兵器使用をちらつかせています。
どれほど破壊力があるのか分かっていても、それを逆手にちらつかせて相手を脅す。
こんな国がある以上、核兵器はなくならないです。
少なくとも唯一の被害国である日本はいつまでもその恐ろしさと教訓を伝え続けて行かなくてはならないです。
亡くなられた方全員のご冥福を、そして今も苦しんでいる多くの被爆者の人達に心よりお見舞い申し上げます。