GW最終日 映画観まくりーの ズーンビ ネクストレベル
超B級、いやZ級の迷画ズーンビ。
その2作品目です。
この作品、動物ゾンビを謳っていますがゾンビではありません。
単にウィルスによって凶暴化した動物が人を襲う映画です。
低予算なので動物は超ヘボいCG(時々動物番組で撮影した動物映像)、出演人数10名程度、ストーリーが支離滅裂という笑うしかない映画です。
密猟者グループが夜中にアフリカの自然保護区に侵入し、動物を盗み出そうとするのですがその際に何故か煩いからと言って麻酔薬ではなくあるウィルス入りの弾薬をミーアキャットに打ちこみます。
そのウィルスが原因でミーアキャットが凶暴化して密猟者たちを襲い、数名が犠牲になります。
それが色々な動物他たちに蔓延し、みな凶暴化していきます。
大体何でそんな危ないウィルス弾をもって来ているのか(しかも人間には効かず動物だけに作用するというご都合ウィルス)全く理解できないでした。
果たして密猟に必要なのか? 凶暴化させて意味があるのか?(自分たちも殺されてしまうリスクがあるのに)最初から強い疑問が生じました。
そして次々に凶暴化した動物たちに仲間が一人、また一人と殺されて行きます。
でも突っ込みどころ満載。
・密猟者女2名を部屋に閉じ込めているのに、その部屋に何処からどのようにして入ったのか凶暴化した子ヤマアラシが出現し、1名を惨殺する。
・凶暴化したサイの群れにレンジャーたちが追われるが、絶滅危惧種で数が少ないのにどう見てもバッファローやヌーと同じくらいの大群で押し寄せてくる。
・しかもそれを躊躇なく殺しまくる(絶滅確定)
・密猟者の黒人女が実は超優秀な科学者で前半超ムカつくあばずれだったのに後半は善人に。。。
・しかも「一人の犠牲でみんな助かる」とほざいてダッシュ、即凶暴化したワニく喰われて昇天。一体何がしたかったのか?
ただの犬死。
・巨大カバに食われる終始口うるさい保護官。
何か途中で何を観ているのか分からなくなりました。
1は以前に観ましたが、主人公が美女になっていたことや密猟者のボスがこれまた善人になってしまったけど、なかなかいい味を出して(吹き替えの声も良かった)そこは良かったと思います。
それで1の時に冒頭でなぜ突然サルが凶暴化して各動物に感染したのが全く疑問でしたが、実はこの2はビギニングストーリーになっていて2を観てから1を観るという流れになっていました。
つまり2→1→シーワールドZの流れで観るのが正当な流れです。
ただ、1とシーワールドZはこのネクストを遥かに上回る絶望を与えてくれます。
これほどまでに映画に対して夢も希望も抱けない程の絶望をです。
これらを観る人は覚悟を決めて観てください。
そんな相変わらず期待を裏切らなかった爆作、評価は10点満点中1.5点です(笑)。