隠れた名作 ドラゴン太極拳 | 我こそは海賊

隠れた名作 ドラゴン太極拳

今回は久しぶりに映画ネタで回したいと思います。

隠れた名作の一つとして今回上げたいのは「ドラゴン太極拳」です。

実はこの作品は最近までソフト化されていなかったようで、テレビでも過去に月曜ロードショーで1度だけ放送されただけの幻のカンフー映画です。

 

この作品、本当に面白いです! 

雷平武館一門と悪の武術家の銀魔王一派との壮絶な戦いのストーリーです。

終始、お笑いなしの激しい戦いのドラマで、悪の武術家の銀魔王が実は主役と言うのも変わり種です。

この銀魔王、武術の腕は天下に右に出るものなしの超達人の上に鋼の刃も通さない鋼の肉体の持ち主です。

通常ですと悪のボスというものは卑劣な手段で無敵の力を手に入れがちですがこの銀魔王、若い時から激しい修行で武術の腕を磨き、体を極限まで鍛え上げて必殺の「八経の術」を会得した筋金入りの達人です。

その激しい修行のため髪の毛が白髪になってしまったことから銀魔王と呼ばれるようになりました。

カンフー映画史上、最強のボスで彼の前では常勝無敗のセガールでもジャッキーチェンでもブルースリーでもイップマンでも

勝てないです。

 

事の始まりは雷平武館一門が荒野で集団稽古をしているときからです。

そこに老人と若い女性が銀魔王の手下の黒白小鬼に追われてきて目の前でフルボッコにされます。

それを見ていた見習い拳士の花如剣が師範代のおかっぱ頭の岳明刀の制止を振り切り助けに入ったことで大乱闘となります。

この黒白小鬼、銀魔王の手下とはいえ強いの何のってたった二人で何十人もの雷平武館の拳士たちを相手にして一歩も引けを取りません。

二心一体の槍術で次々となぎ倒してきます。

面倒なことに関わるなとおかっぱ師範代は言いましたけど、流石に目の前で老人と女性が見るからに悪党面の男二人に襲われていたら助けるでしょうに。。。どうかしているぜ、おかっぱと思わず言いたくなってしまいます。

 

これがきっかけで銀魔王一派との激しい戦いが幕開けします。

銀魔王には相棒の金魔王がいますが、こちらも達人ではあるものの肉体を鍛え上げて極めた銀魔王と違ってのこぎり刃を仕込んだトンファーで相手の不意を突いて倒すと言った卑劣な手段を使います。

 

また、雷平武館の館長を始め師範、師範代、兄弟子・・・次々と銀魔王と戦って破れて行きます。

一門の命運をかけた激しい戦い、そして無敵の銀魔王をいかにして倒すのか、兎に角最後まで目が離せません。

 

銀魔王を演じるのはかつてハリウッドに進出したカーター・ウォンです。

おかっぱもよく観ていると色々なカンフー映画に出ています(三枚目をやったりしています)

是非とも機会があれば観ていただきたいです。

ちなみに当時、テレビから録画したビデオが手元にまだあります。