小林邦昭選手 逝去
悲しい話が続きますね。
プロレスラーで「虎ハンター」「クロコダイルダンディ」のニックネームで初代タイガーマスクや二代目タイガーマスクと名勝負を繰り広げた小林邦昭選手が9日に亡くなりました。
大腸がんが結果的に肺や肝臓にまで転移していたそうです。
私が中学生のころに無敵無敗を誇っていたタイガーマスクのライバルとして登場、あの強かったタイガーマスクを追い込む強さは
当時実にショッキングでした。
その戦いは回を重ねる毎に激化し、当時のプロレス雑誌にて「プロレスルネッサンス」と称されたほどでした。
タブーであるマスク剝ぎから始まり、ロープに振ってからのローリングキック、フィッシャーマンスープレックスはダイナミックで
タイガーマスクに対するヒールとしての地位を獲得していました。
そのヒールぶりにタイガーマスクのファンから剃刀入りの手紙を送られ、指を切ってしまいその傷はずっと残っていたそうです。
しかしながらプライベートでは大の仲良しで、よく一緒に酒を飲みに行ったりしていたそうです。
それ故に試合では激しく熱い名勝負が出来たのだと思います。
その後、長州力率いる革命軍に加入し、寺西勇と共にタイガーマスクと戦い続けました。
革命軍が維新軍になり、ジャパンプロレスに加わり全日本プロレスへ参戦、2代目タイガーマスクと激戦を繰り広げました。
その後新日に戻り、タイガーマスク去りし後は反選手会同盟の一人として空手家の青柳道場との激しい闘いを繰り広げました。
毎日厳しい練習をし、激しい試合をしている彼らですらこうして病気になり、残念なことに逝ってしまう。
体は大切にしたいものですね。
小林邦昭選手のご冥福を心よりお祈りいたします。