終戦記念日 | 我こそは海賊

終戦記念日

66年前の今日は日本が敗戦し世界大戦が終結した日。

1941年12月に日本が陳腐な欲望とありえない理想論を掲げて真珠湾を奇襲攻撃したその日から激しくそして残酷な結末を迎える戦争が始まった訳です。


当初は三国同盟としてイタリア、ドイツと手を組み戦況を優勢にしていた日本もイタリアが降伏し、続けてドイツも降伏すると事態は一転、一国のみで徹底抗戦を試みるも物資の不足の上に沖縄本土にアメリカがいわゆる「鋼鉄の風」と呼ばれる海上からの一斉攻撃に加え、上陸作戦を慣行し民間人を含む大勢の犠牲を出した結果制圧され一気に形勢は逆転されてしまいました。


また、東京大空襲でも多大な被害を出し、沢山の民間人が亡くなりました。

帝都の破壊によって日本の士気は一気に低下してしまいました。


それに加え講和条約を結んでいたソ連(現ロシア)が突如参戦し日本に牙を向けてきました。

もはや状況は劣勢、一国では誰もが太刀打ちできない状況であることは分かっていました。


そして8月6日、広島にリトルジョンと呼ばれるウラン型原子爆弾が投下され、一瞬にして街は壊滅し多くの犠牲者を出すこととなりました。


続いてアメリカは9日にはファットマンと呼ばれるプロトニウム型爆弾を長崎に投下、こちらも一瞬にして街が壊滅し広島に続いて多くの犠牲者を出しました。


プロトニウム型は安定はしないものの破壊力はウラン型の数倍とも呼ばれていて残留放射能の量もハンパではありません。


ただ、長崎は地形がすり鉢状になっていたためウラン型よりも破壊力はあったものの広島よりは被害が少なく押さえられたと聞きました。


それでも街を一つ壊滅させ一瞬にして人間を塵灰にしてしまうほどの兵器、この2つの爆弾の前に日本は降伏を余儀なくされポツダム宣言(無条件降伏)を受け入れ8月15日に日本は敗戦を致しました。


もし日本が有もしない理想論、実現できる訳の無い妄想、陳腐な馬鹿げた野望を持たずにやっていれば今頃日本はどうなっていたでしょうか?

また、原爆が投下される前に自分達がしたことの愚かさに気付いて早く終戦をしていれば一体どうなっていたでしょうか?


敗戦し、みんなが力を合わせたからこそ50年以上かかると言われていた復興を10年で成し遂げた、だから今の日本があるという人もいます。


勿論、愚かな行為の繰り返しは絶対にあってはいけませんが戦後の復興という意味では東日本大震災も同じことが言えるかと思います。


日本国全体が単なるパフォーマンスやスローガンだけの形だけを取り繕った「がんばれ○○!」みたいな無責任な言葉を謳って掲げるのではなく少しでもいいから何か出来ることで力をあわせて再生していくことが大事で。


日本は戦争が終わりましたが世界では紛争や内戦が今以て頻繁に行われています。

そしてテロリストが自分達の陳腐で欲望にまみれた野心を隠すために大義名分を掲げて卑劣なテロ行為を繰り返しています。


そんな様々な現状を踏まえて本日の終戦記念日は改めて色々と考えさせられるものですね。

今私達が当たり前に生活し当たり前にものを食べ、当たり前に生きていられるのはかつてこうした惨劇があった事実、多くの人たちの犠牲の上で胡坐をかいていられるからに他ならないことを忘れてはいけませんね。


我こそは海賊

私はたまにはこういうものも撮るんですよ