らしくないぞ! 旅行写真 苦行編
こちらも地元に近い場所。
ものすごい数の羅漢の石像が祭られていて、中には自分の顔で羅漢像を作り寄付している人もいて。
そもそも羅漢とは菩薩(仏)になるために苦行をしている人のことで中国で言えば仙人になるために修行している人と同じですね。
ちなみに中国は我々では考えられない珍品を食することが多いですが何故でしょう?
その昔、人々は仙人になることを至高と考えており、多くの人たちが厳しい修行をして仙人になることを目指していました。
その中の考えのひとつに好き嫌いなく何でも食べるというものがあり、とにかく森羅万象の全てのものを食べて仙人になろうとした考えがあったんです。
これらの教えの中には道教が根付いており、道教は仏教と違って殺生をして食肉をすることはもちろんのこと、飲酒や結婚も認められていました。
そのため仙人には必ずと言っていいほどお酒が関わっています。
では道教とは? といいますと解りやすく言えば名のとおり人の道、仏の道を諭す宗教で映画で言えば霊幻道士などがそうですね。
まあ羅漢もそれに似た部分があり、多くの像を見ていると俗人丸出しでこれではとても仏の道は遠いなって感じでした(笑)。
勿論、私はこの世に生まれたときから苦行、生まれた罪そして生きて行くという罰を与えられた生まれながらの羅漢ですから仏にはならないもののせめて最後は地獄の業火で焼かれる程度で済むように日々試練そして苦行の一生なのだろうと改めて感じました。
生まれながらの罪と罰。
私にはふさわしい場所だったのかも知れませんね。
左右対の仁王様。
救いようの無い畜人鬼や外道、人面獣心の人間に対して憤怒を以ってその業を打ち砕く仏の化身です。
場所によっては天邪鬼を踏みつけている仁王像もあります。
日本の政治家(特に自民党と公明党。題目なんていくら唱えてもムダだぞ!)や天下りども、東電の社長などは近い将来この仁王様の憤怒によって必ず打ち砕かれることでしょうね。