3.11の悪夢
おととい、いわき市にいる私の写真のアドバイザーである芸術関係の方から被害状況を撮影したCDが送られてきました。
彼女の住む周辺ではありますがそれでもかなり広範囲に渡るものでその内容は惨劇の一言でしたよ。
これが3年前まで私が当たり前に住んでいた町の光景なのか? 何かの間違いなのでは? そう思いたくなるような状況でしたよ。
彼女曰く、私は3年前に上京して運が良かった、もし残っていたらこうした地震・津波の災害の他に放射能や風評被害といった散々たる経験をしてしまったと。
そのため私が東京に今住んでいることを彼女はむしろ喜んでくれましたよ。
そんな彼女が撮影した被害の数々、確かに規模では宮城や岩手の比ではありませんが状況は全く同じ。
自然の驚異です。
ここは当事の私の得意先でした常磐共同火力に向かう道で毎日当たり前のように通っていました。
その途中にあった木材屋。ここは多少取引がありました。
その裏手。家が立ち並んでいたのですがその名残すらありません・・・
作業小屋のプレハブが不自然に。
瓦礫と沈泥の山です・・・
どこかの発展途上国のみたいになっています。
まるで爆撃空襲の跡。舗装された道路も泥煙を上げます
車が家に突っ込んでいます。まるでスタント映画のシーン。
妥協なきそして容赦なき破壊です。
ここは数日前に更新いたしました蛍純ちゃんの撮影会をやった思い出の場所です。
まるで剥がされたように石のタイルが転がっています。
完全に崩壊。割れた煎餅のようです。
あちらに見えるドーム状の建物は水族館です。
石畳が散乱しています。
液状化? 違います。路面が剥ぎ取られているんです!
水族館入り口です。
まるで何十年も放置されている廃墟のようです。
一体この傷跡はいつまで残るのでしょうか・・・・
一秒でも早く復興しなければいけない最中、政治家は相変わらず無能ですしね。
その辛さは被害に遭った人じゃないと解らない、全ては他人事何でしょうね・・・