我こそは海賊を見ている被災者の皆様へ
昨日の朝からずっと特別報道番組を見ているのですが一瞬にして町を飲み込み崩壊させ瓦礫の山にした津波はさながら意思を持った黒い絨毯のようでした。
また、その後の瓦礫の山はまるで大空襲の後のようで。。。。
あんな規模の災害は外国だけの話だと思っていた人は多かったかと思います。
国と原発側は相変わらず隠蔽ばかりで結果的には私の指摘通りでやはり大量の放射能が流出し、敷地外ににいた100人以上の人が被爆していました。
これも人体に影響は無い、漏れていないと言い張っていたのにです。
通常、人間は自然界の放射線を日々浴びています。
でもそれに関しては被爆とは言いません。
被爆とは人体に影響のあるレベルの放射線を浴びることです。
放射能の灰や塵は人体に付着しそこから放射線を撒き散らします。
ただ、水流できちんと洗えば問題は無いのですが、人体内に入ったものはなかなか排出されません。
当然ガンや白血病の原因となります。
こうした事実を国や原発側は事故以後ひた隠しにしていた訳です。
それに建前は大災害にも耐えうる作りになっている筈の原子炉が今回はいともたやすく3つも崩壊し放射能を撒き散らすと言う失態、いかに我々が騙されていたかと言うことです。
現在は放射能の特別チームが現地入りし、3号機が圧力上昇で爆発の危機にさらされています。
また、確信ではありませんが100Km離れた女川原発にまで放射能が風に乗って流されたらしく、基準値を大幅に上回ったレベルの放射能が検出されました。
逆に考えると風向きが変われば福島県や茨城県、千葉県場合によっては都内まで来ると言う可能性もあります。
それから現在もまだ石巻の友人とは連絡が取れていません。
地震当日は会社にいたのできっと逃げ延びていると信じたいのですがすぐ近くで300体以上もの亡骸が回収され、逃げる際にもしかしたら津波に飲まれたのでは? 或いは一人で自宅で留守番をしている母親が心配で帰宅し災害に巻き込まれたのでは? なんて最悪の事態も考えてしまいます。
NHKの被災者伝言ダイヤルに伝言を託し、それからも何度も電話をしているのですが電話のメッセージが込み合って繋がらないではなく、電波の届かない場所にいるか電源が入っていないというもので。
逆に考えるともしかしたら電波の届かない避難場所にいるのではと考えられるのですがとにかく行方不明の状態で本当に心配です。
このブログを見ているみなさん。
私も長く住んでいた故郷が今回の災害で大打撃を受け、そこに住んでいる多くの友人や身内がとても辛く厳しい生活を強いられています。
それに上記したように行方不明の友人もいます。
皆さんも家族や友人と離れ離れになり或いは死に別れ、また或いは財産を全て失って精神的にもとても辛いし苦しいことは本当に痛いくらいよく解ります。
でもこんなときに不謹慎ですが新しい創造は破壊の後から始まります。
ですから強い心を持ってください。
どんなときでも諦めない強い心をです。
その心を忘れずに辛く厳しい体験を乗り越えた皆さんなら必ず町は以前以上のすばらしい町として復興しますし、皆さんなら必ずできます!
そして再び私たちを暖かく迎えてくれる町を復興してください。
決して希望を捨てずに自分たちを信じてください!
昇らない太陽は無いのですから!
私は無力でこんな言葉しか言えませんが、これで皆さんが強い心を取り戻してくれたらせめてもの幸いです。
しっかり!