組織のプロセス資産の蓄積 | 目的を持って刃を研ぐ

組織のプロセス資産の蓄積

最近、プロジェクトで大変悩んでいることがあります。


それは、組織のプロセス資産をどのように蓄積していくかです。


PMBOK等をご存知のない方に簡単に説明すると、そのプロジェクトで学んだりしたノウハウや、実際にかかった工数、リスク、WBS等をデータベースとして蓄積して、次のプロジェクトに役立てるというものです。


ただ、役立てるといっても、ソフトウェアの開発自体がとても抽象的なものです。例えば、建築業界の考え方で行くと、4階建てのビルや8階建てのビルを作った経験があると、仮に6階建てのビルを建てようとした場合であっても、過去のプロジェクトから実際にかかった工数や使用したガラスや鉄筋、コンクリートの数からどれくらいの材料で、どれくらいの人数で、どれくらいの時間で建てられるかは、計画が立てやすいと思います。


また、進捗もとても分かりやすい。というのも、見ればわかるから!!!偽装してたら別ですけどね。


ソフトウェアは、ユーザーインターフェイスだけでは、中身がどれくらいできあがっているか、定量的に判断しづらいし、同じPMで悩みの種は、建築業界のように現場監督だけで工数計上できないことですね。


通常、小さなビルを建てるにしても、現場監督がのこぎりで木材を切っている姿は見たことがありません。監督は、監督業に徹します。


ただ、ソフトウェア業界は、監督者が設計します。プログラミングします。テストします。そして、肝心の管理もやります。状態です。



すいません。話が脱線してしまいました。他業界のPMの方とお話したことがないので、多少想像も入っているかもしれませんが、ソフトウェア業界は少なくても、監督者は何でもやですね。




話を戻します。


プロジェクトでは、必ずプロジェクトとしての成長があり、学びがあります。そして、リスクに対してどのように対応したか対策の結果と効果があるわけです。


それをどのように他のプロジェクトで使用できるようにするかが難しいところです。


例えば、単純にデータだけを取得していった場合。


・プロジェクト概要

・プロジェクト工数の計画/実績

・プロジェクト投入人数の計画/実績

・製作物の規模の計画/実績

・審査の指摘数の計画/実績

・リスクとその対応策

・その他反省点


こんな項目を検索できるようにしたとしても、次に同じようなプロジェクトで参考にしたい場合にどのように検索できるのかを考えると、使えないような気がします。


結局、資産は属人的になってします・・・。


それらをどのように活用していくか・・・。


それは評価にもつながることです。プロジェクトに貢献した人をどうやって評価するか?


社内コンサルも手がける自分の課題です。