誰も何も


追いかけてなんてこないのに


時が進むことに


焦って


壁なんてないのに


追い詰められた気がして


俯いた


ゆっくりと空を見上げれば


壁がないことも


焦る必要がないこともわかるのに


頭上の光に気付くまで


きっとあと少し