六月の雨降りの日


濡れてしまうよ


差し出した傘に入らない君は


雨に濡れていたいの


と笑った


風邪をひいてしまうよ


いいえ


濡れなければ生きていけないの


きらきらと鮮やかさを増す君に


必要なものが違うんだね


僕は傘を差したまま


しばらく君を眺めていたんだ