雨が洗って冷やした夜空は


吸い込まれそうなほど


キンと澄んで


見つめるほどに


心をないまぜにする


静かな空と対照的な


ざわめく胸は


月が顔を出すころには


穏やかに凪いでいくのでしょう


時々訪れるこんな機会や


自然の移ろいに


整えられて生きている


ありがとうを夜空に残して


また明日を生きていく