誰そ彼


問うような時間だからか


夕闇の君は


どこか捉えどころがなくて


泣いているの


微笑んでいるの


抱きしめてもいいの


迷う手も宵闇の中へ


触れることができたのかさえ


わからないまま


強く生きる姿を見つめていた


弱音はきっと闇の中


君がそれを貫くのなら


視線はそっと黄昏の中


いつか夜が明けるまで


このままで