とろける暑さの庭に


陽は落ちて


目に涼やかな


キキョウブルー


駆り立てる昼間の熱を


そっと落ち着ける眼差し


休んで眺めていきなさい


そう言われた気がして


足を止めた


ふぅと吐き出した息に


熱が乗って逃げていく


休みながら生きなきゃね


つぶやいた言葉は


真っ直ぐ


私の胸に落ちてきた