幼い体温で


握りしめたご褒美は


いつの間にか溶けていた


大人になりたての体温で


握りしめたいくつもの思いは


今も溶けることなく


花開くのを待っている


溶けてかたちを変えてしまった


あの頃の思いも


まだうまく消化できずに


手のひらを


くすぐっている気がした


ゆっくりとけて


胸で花開くまで


それも甘い


成長のひととき