立ち止まることが

許されるのなら

電信柱に寄りかかって

夕暮れを見ていたい

終わる日々の残り火を

夜が始まる煌めきを

どこか自分に重ね合わせて

歩みを振り返り

確かめる

月の光に暴かれる

心を

後悔で満たさぬように