絵に描いたような空を

泳ぐトンビ

あたしの目をさらっていることなど

知りもしない

かわりに

あたしは少しでも

あなたの目をさらうよう

ありのままの大地を

飛び回ろう

可笑しくなって笑えるまで

呆れたあなたの視線を

射止めるまで