Mundtherapie | ひょうたん3つ

ひょうたん3つ

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厚い壁の反対側から

ごく小さなモーター音がして

夜中の静寂にだけ

気づく機会を与える






日増しに壁は薄くなって

真昼の喧騒の中でも

唸りが聞こえるようになる






知らなくて無邪気に笑っていたあの瞬間に

影が触手を伸ばしていたんだ

警告を知ったら

電子音で目覚めて

安堵のため息をつきたい






だけど巨大なモーターを自分の手で止めたら

残るのは辛い憐憫だから

拭えないしこりになって

それは存在し続ける






綺麗に整頓された垣根の向こう側から

何を叫ぶの?

ひずみを見ながら

デコレーションで埋めるの?






しまいこんだ昔の日記に

幸せな激情が






こんな風にピリオドを知って

安穏な昔話にしたくなる

きっと免疫力がなくなってるから






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