ようやくオーディブル化して、楽しみにしていた本作。

家族でWisconsin州まで小旅行に出かけた道中、車の中で聴くことができた。

 

「大地の子」は上川隆也が主演したNHKの連続ドラマで少し観たことがあり、

その時も衝撃を受けた作品だが、内容は忘れてしまっていた。

とにかく上川隆也の役者魂がさく裂していたことは強く印象に残っていた。

 

改めて、すごい話だった。こんなにも試練を受け続ける人生があってよいのか、と。

自分が如何に恵まれているかを思い知らされる。

しかし、これがどこまで史実なのかは気になるところだが、

きっと山崎豊子のすさまじい取材と勉強により、当時の中国や残留孤児の状況はかなりリアルに描けているのだろう。

 

弱い立場にずっと立たされていた陸一心に対して、

あらゆる不運が降りかかり、それにしても脇が甘いところが気になるが(毛主席語録の本に勉強のため日本語を書いてしまうなど)、ここまでして生き抜こうとしてきた執念に、心を揺さぶられる。

 

自分にも、こうした魂のようなものを持って、残りの人生を生きていけるのか——そんな問いを突きつけられた気がした。

 

「大地の子 二」以降は、これからの配信ということで、続きが楽しみだ。

 

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