息が詰まるような重厚な作品。
このような作品であるとはまったく知らなかった。自らの教養不足を痛感する。
歴史小説であり、主要人物は実在の人物をモデルとしている。
本書に記載されている内容がすべて史実かは不明であるが、誇張された部分もあるかもしれない。
それでも、日本の地に足を踏み入れた宣教師たちの苦闘が忠実に表現されているのだろう。
日本人とキリスト教の関係がほぼすべて凝縮されているといっても過言ではない。
最後のロドリゴとフェレイラによるやり取りは、日本人の神に対する考え方を浮き彫りにし、日本におけるキリスト教の位置づけを多くの部分で説明している。
また、いつかじっくりと読み返したい。
