お晩です~。
mi〇iにて書いていた小説をアメブロへ移転。
m〇xiで見かけたぞとか言う方!!
盗作じゃないよ!!
蜜流さんのmix〇から蜜流さんがそのまま持ってきたんだよ!!←
まぁ、暇人による暇人の為の暇潰しに如何でしょう。
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段々と昼の時間が短くなり始めた今の季節は丁度秋と冬の間。
そうは言ったものの、テレビの女子アナウンサーが笑顔で告げる最高気温は15度を下回り、外に出て空気を肺に深く吸い込めば鼻の奥がツンと痛む。
冬と言ってしまえば言いこの時期を秋と冬の間と頑固に表現したのは街中にまだ紅が溢れていたからである。
今、私はとある街を徘徊している。東京、神保町。
ここは実に良い街である。近代的な物も在りつつ多くの古本屋、喫茶店が犇めく懐古的でいて新鮮味のある街だ。
そんな魅力溢れる街を自らの足がこっちだと誘う方向へと進めると、一軒の喫茶店を見つけた。一見すると極々一般的な、いや、下手をしたらそのまま通り過ぎてしまうような店だ。だが目を凝らして良く見てみると店の前には何やら怪しい壺が並び、観葉植物が無造作にいくつも置かれていた。入口の扉に貼ってあるはり紙と夕暮れが更に怪しさを演出している。
しかし、私はこの店が気になりまだ躊躇う足を無理矢理店に向け扉を開けた。
外観から想像していた店内イメージを悉く壊され、目に入って来た景色は至って普通。寧ろ雰囲気は大変良い。扉を開けると同時に珈琲の香ばしい香りが鼻腔を擽り、オレンジ色のスタンドライトは店内をやわらかく照らしていた。
カウンターには年代物と思われるブランデーやウィスキー、あろうことかロマネコンティまでもが悠然と並んでいた。カウンターの裏にも値が張るであろう焼酎、冷蔵庫の中にはシャンパン、ワイン、リキュール等が鎮座している。
インテリアも木を基調とした落ち着いた雰囲気。入店以来聴こえて来ている題名も判らない音楽はラジオでもCDでもなく今では珍しい蓄音機から流れている物だった。この際、ちらちら視界に入るこの店の外観に相応しい壁に飾られている妙な絵の存在は気にしないでおこう。
「いらっしゃいませ」
突然背中から浴びせられた低い声に驚き振り返ると、そこには店主であろうキッチリとした身なりの一人の男が立っていた。
「最近は女性ばかりで、男性のお客様は久しいですね。さあ、立ち話もなんです。此方へ御掛けになって下さい。」
私は店主に言われるがままカウンターの席に案内された。
店主も非常に人当たりの良い人物に見受けられる。歳は50代位だろうか。所どころ白髪の交じる髪をオールバックにし、鼻の下には髭を生やしている。小説に登場するような、なんとも紳士的な雰囲気の男性だ。
「此方サービスになります。」
そう笑顔で出された珈琲は今までに飲んだそれがまるで不良品かと思うほど美味だった。軽食にと出されたサンドイッチも一級品だ。それから私達は愛読している作家の話題で意気投合し仲を深めた。
そこで一つの疑問が浮かんだ。何故こうも客が居ないのだ。さっきの話を聞く辺り全く来ないという訳でも無いらしいが、もっと繁盛していてもおかしく無い筈。其れほど外観以と壁の絵外に非の打ちどころが無いのだ。そう思考を巡らせているとある事に気付く。
メニューはあるのに値段が記入されていない。私は気になり店主に訪ねた。すると店主は、
「此処のメニューの値段はお客様の日常を御代として頂きます。」
一瞬理解が出来なかった。日常が代金?
「お客様のその日にあった出来事、嬉しい事楽しい事。悲しい事腹立たしい事忘れたい事。全てが此処では御代になります。しかし一度手放した日常は記憶ごと頂きますのでお気お付け下さい。」
頭がついていかない。たとえ今の話が事実だったとしてもそんなオカルト的な事がごく普通の喫茶店で起こる訳がない。
「しかしお客様のお話には楽しませて頂きました。今日の此の時間無くしていしまうのは大変惜しいのです。ですからお客様からは御代は頂きません。これからもです。その代り此の暇人の話相手になって下さいませ。」
此処で出逢ったのも何かの縁。それにこんな非日常に付き合うのも悪くない。そう思い私はその申し出を了承した。
まだ、夜は長い。
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突発的に書いた小説。付け焼刃満載&not文才の最強タッグ。荒らしとか批判は止めてね。あくまで趣味だから!!ガラスハートだし!!←
説明はまた後ほど。一応続く予定。(爆
宜しくどうぞ。
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