辻井伸行さんのコンサートに出かけた。

クラシックコンサートは初めてだった。

きっと眠くなって飽きるだろうと思って敬遠していた。

しかし、今回のコンサートは印象派の名画とコラボしたものだった。

印象派の絵は好きなので眠くならないだろうと思った。

大画面に絵が映し出されて、それに合わせたピアノ楽曲を演奏が続いた。

よく知っている名画は大画面で見てみたらさらに魅力的に見えた。

一番好きなモネは最後の方にたくさん映し出された。

改めて色使いの絶妙さを感じた。

印象派ではなさそうだが、葛飾北斎の作品もモネと同じくらい取り上げられていた。

見慣れている有名な絵ではあったが、とにかくかっこいいと思った。

センスの塊だ。

途中まですっかりBGMのように聴いていたが本当はピアノがメインだ。

生演奏なのだ。

ちゃんと聴こうと意識をピアノに向けてみた。

今更だが、辻井さん、目が見えないのにピアノ弾けるんだなあと当たり前に驚いた。

バックに映っている絵だって見えないのに。

どれだけ努力したのだろうかと思う。

全部耳で覚えるしかないのだろうし。

そう考えるとありがたくて、泣きそうになった。

何度も拍手にこたえて出てきてくれるし、アンコールまでやってくれるし。

良い目と耳の保養になった。

でも、本音を言えば私には高尚すぎた。

お笑いライブが体質に一番あっているようだ。