昨日のミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」はストーリーの予備知識なく観た。
大物俳優が歴代の主役を演じている名作だから観ておくべきだと思った。
もちろんミュージカルなので途中明るく歌って踊るのだが、最初から不穏な感じは漂っていた。
時折笑わせる演出もあり、周囲の観客たちは笑っていたが私は心から笑えなかった。
おそらく最後は悲しい結末だろうとどこかで予想していたからかもしれない。
予想通り悲しい結末ではあったが、演者さんたちの素晴らしいパフォーマンスには十分感動できた。
考えてみれば、私がここのところ観ている舞台はほぼほぼ悲劇だ。
誰かが死んだり、別れたりしている。
ハッピーエンドがない。
たまたま観に行っている舞台にこれほど悲劇が多いのは、日本人全体に悲劇が人気あるということではないだろうか?
私自身、悲劇が好きかと言われれば好きかもしない。
でも、さすがに昨日の話はロシア革命前のユダヤ人迫害の話だったので、今の現実の世界で起きている戦争と全く無関係ではないであろうということもあり、ちょっと重すぎた。
悲劇はなるべく自分から遠い現実ではないところにあってこそ観たくなるものだ。