久しぶりに舞台を観に行った。
始まる前に当然お手洗いをすませてはいた。
前半70分、休憩20分、後半80分のスケジュールだった。
休憩20分のアナウンスが流れたが、お手洗いは行かなくてもまだ大丈夫だと思ってしばらく座っていた。
数分考えてやっぱり行っておいた方が安心だろうとお手洗いに行ってみると相当な行列ができていた。
他のフロアも同様だった。
仕方ないので並んだが私が最後尾だった。
出だしが遅すぎたのだ。
まったく進まず、そろそろ開始のアナウンスが流れた。
前方には見えるだけで30人くらいは並んでいた。
なんとか我慢できるだろうと席に戻った。
しかし、一度意識してしまうとダメなのだった。
もう席を立てないと思うほどお手洗いに行きたくなるものだ。
後半が始まったばかりの時間帯は早く終わらないかなあとまで思った。
しかし、せっかくお芝居を楽しみにきたのに尿意に負けてはいけないと考えなおした。
大丈夫だ、水分はそんなにとっていない。
私の膀胱はもともと我慢強いはず。
意識を舞台に向けて集中することに注力した。
役者の皆さんの熱演に引き込まれて舞台のクライマックスに入るころには、すっかり尿意を忘れていた。
カーテンコールも余裕だ。
尿意なんて気の持ちようかもしれない。
ちょっと自信がついた。
よし、今年はまだまだ舞台を観に行くぞ。