息子は卒業式に出席しなかった。
最初から出席するつもりがなく、卒業証書は着払いで送付してもらう事で大学事務の人と話を済ませていた。
しかし、就職先の証明を提出する期限の25日が迫っても届かなかった。
大学に確認したら、「あなた1人だけじゃないからね!」と逆ギレされたそうだ。
いつ送付してくれるかだけで良かったのにそれすら教えてもらえなかった。
仕方なく就職先に連絡したら、同情されて、最悪31日まで届けば良いといわれたそうだ。
息子は、毎日届くのを待ち続けて、不機嫌だった。
すっかり自分の大学が嫌いになっていた。
昨日息子が改めて、大学に電話したところ、昨日送ったと言われた。
今日、私が帰宅したら、息子はやたらと上機嫌になっていた。
やっと卒業証書が届いたのだった。
さらに一緒に記念品も届いたと、その品を私に見せた。
なるほど、上機嫌になるはずだ。
それは、革製のペンケースだった。
以前から息子が欲しがっていた巻くタイプのペンケースだ。
うーむ、あの大学なかなかセンスあるじゃないの。
息子も大学の印象を良くしたに違いない。