親方の友達のお店で夕飯を食べた。

息子はかなり久しぶりに一緒だった。

いつものカウンターに座った。

カウンターはいつもの常連が座る。

今回も以前にカウンターで並んだ事のあるご夫婦と一緒だった。

前回、言葉を交わした記憶があって、相手も覚えていてくれた。

しばらくしてから、息子の存在に気がついたらしく、話しかけてきた。

高校生かと聞かれたので、この春大学を卒業して就職先が決まったところだと話した。

すると奥様の方が何故かものすごく喜んでくれて、拍手までされた。

嬉しくて泣きそうだとも言っていた。

ちょっと恥ずかしいが、他人様なのに孫のように喜んでもらえるとは驚きだ。

親の私より喜んでいるようだった。

あまり楽しい事がないこの世の中、他人の事でも喜びたい気持ちは分からないでもない。

これからが大変なのだが、まあ、今のところは素直に喜んでおくべきなのだなと思った。