親方が、「襟足切って」と言うので、応じた。

まったく自信はない。

ハサミかと思ったら、電動シェーバーを持ってきた。

大昔、息子の髪を切っていたのは、親方だ。

私は耳を切りそうだからと禁止された。

爪切りも、耳かきも禁止された。

それで、よく私に頼んだものだ。

やってやろうじゃないの。

シェーバーの切れ味が良すぎた。

思っていたよりも、ちょっと刈りすぎた。

磯野カツオっぽい。

仕上がりは本人には見えないはずなので、黙っていよう。

そのうち伸びるだろう。

誰にも指摘されないことを祈るのみだ。