田んぼを売る手続きをしに姉と農業委員会に赴いた。

やっと田んぼが売れる。

やっと荷が軽くなる。

先祖には悪いが、管理しきれない方が問題だと思う。

田舎では、土地は売る物ではない、貸す物だと考えるのが普通だ。

でもそれは借りてくれる人がいるからだ。

うちは借りてくれていた人が高齢化した。

その人が借りられなくなった時、どうなるか?

やはり売れるうちに売った方が良いのだ。


買ってくれる人と話をした。

その人の家とは、先先代よりもっと前?からのお付き合いだった。

私の近況を聞いてきた。

今住んでいるところ、仕事など。

いきなり家を買ったのか?と聞いてきたので、私は不動産が嫌いだと答えた。

すると信じられないという顔をされた。

退職したら住む家がないじゃないかとも聞かれたが、別に良い。

なるようになる。

とにかく土地や家に縛られるのが嫌なのだから、仕方ない。

多分、いくら話をしても平行線だろう。

色んな考えの人がいる。


手続きを近くで聞いていた。

売る人よりも買う人の方が書類が大変らしい。

手続きの段取りを聞いていただけで、何やら相当面倒そうだった。

何度も説明を聞いては印を押す。

それでも破格で田んぼが手に入るのが嬉しそうだった。

Win Winだ。