親方と普通に会話していて気がついた。
テレビは昔の映像を流す事が多く、「あの人何してるんだろう?」的な話題になる。
すると、親方は大体こう言うのだ。

「死んだんじゃなかったっけ?」

思い返せばこのやりとり、何回やってるんだか。
死んだと思われている人のうち半分くらいは生きている。
親方とは逆に私は死んでしまった人を生きていると思い込んでいる事が多い。

昔ならモヤッとしたまま会話が終了しただろうが、今はすぐに人の生き死にを調べられる。
便利だ。
でもすぐ忘れる。
そしてまた同じ会話を繰り返すのだ。
進歩しない。