酔いどれ詩人になるまえに -4ページ目
● 一方通行な俺の思いと、苛立ち。

最近、どうも疲れていたようでなんというかイライラしていた。

楽器を弾けば何で俺はこんなに下手糞なんだろうと思うし、

仕事をすれば自分より活躍している同世代と比べて、俺のスケールの小ささといったら月と蟻んこほどだと思った。

イライラが疲れているのか、低気圧のせいなのか

それとも今まで見ようとしてなかった現実に直面したからなのかはわからない。

ただイライラとする。自分の攻撃性を持て余しているのかもしれない。

今日、きこりで飲んで信頼の置ける先輩に話をしてみた。

どうすれば、自分の攻撃性は落ち着くのかと。

いかにして、穏やかな人格にいたるやと。



「自分を客観的に見ることだよ」



管弦学部の綾野剛は、ビールを飲みながら語る。

そうなのかもしれないな、と思った。

楽器を弾く自分にも、仕事をする自分にもイライラするのは、

多分自分に対する評価が高すぎるのだろう。

だから、現実とのギャップにイライラする。

ありのままの自分を見て、そこにいるただの自分を抱きしめればいいのかもしれない。

管弦学部のマッド・デイモン(本名は野本)は、視線を宙に向けて、

それから少し迷った後に口を開いた。



最近、家に帰った後、映画を見ている。



パソコンで映画を見ながら、同時にエロ動画を見ている。



最近はX-MENを見ながら、エロ動画を見ている。


ミュータントが戦う映像を見ながら、同時に男の探究心を満たしている。



彼はそう言った。


ハンパねぇな、と俺は思った。


仕事が終わった後、映画を見る。

良い時間の使い方だろう。映画は自分を新しい世界に連れて行ってくれる。



仕事が終わった後、息抜きにエロ動画を見る。

これも男としては分からないことではない。

時間を有効に使っているとは、言いがたいかもしれないが、それでも十分に共感も理解も出来る。



ところがX-MENを見ながらXVIDEOを見る。

これはいただけない。

確かにXつながりはある。

だが、XMENとXVIDEOのマリアージュはいかがだろうか。


単純にエロ動画を見るよりも、時間を無駄に垂れ流している気がする。



そんなXな時間の過ごし方を聞いているうち、イライラなんてどうでも良くなってしまった。

映画とAVを同時に見るこの人は新手のミュータントだなと思いながら、俺はビールを飲んだ。




そんなわけで、僕は今X-VIDEOを見ながら、この文章を書いている。

疲れた人が、このブログを見ることで少しでも、その孤独、悲しみ、疲れ、挫折から開放されたら良いと、祈りながら(アンアン)




ちなみに、昨日、加藤からLINEが一通届いた。

あるミュージックビデオだ。

それを聞いて、俺は思った。

こいつとは一生友達だなと。




● 酔いどれ詩人になる前に



若い男も年寄りも、実はみんな知ってるけど内緒にしてることがある。

それは、実は心のスペースの中に、いつか出会う大切な人のために

ずっと温め続けてる場所があるっていうこと。



その場所には、なんつーか、人懐っこい犬みたいな。

ちょっと小動物みたいなやつがいて、好きな人と戯れたり

髪の匂いを嗅いだりして、暖かい腕に潜り込んで

だらんとリラックスしながら寝ているような生き物がいる。



10歳でも、26歳でも、65歳でも、みんな心にそんな場所があるんだ。

でも、みんな男だから、そんな場所にたまに。

焼酎とかウィスキーとかを流し込んで、なんとなく。



そうね、なんとなく酒臭くしてしまう。

タバコの煙とか、缶コーヒーを流し込んで、

くすませてしまう。



でも、たまに。

すごく酔っ払った夜、帰り道、満月を見ながら好きな音楽を聴いて

歩いてる時。



いつかの誰かのために取っておいてある

暖かいスペースの場所から、小さな哺乳類を自由にしてやって

そっと見守ることもある。



たまに若いやつと酒を飲むと、

若いやつは、そいう心のスペースを傷つきながらもオープンにする。

それで俺は、そういう若いやつを見て、やっぱり若いなと思うし、

多分、若いやつは俺を見て年寄りだと思うんだろう。



でも、実はみんな知ってる。

男ならみんな知ってる。口に出さないけど。

みんな心の中にやっぱり少年がいて。

夏の日に飲んだサイダーの味とか

自転車で2時間かけて海に行った思い出とか。



そんないろいろを持っていて、それを人前では出さないけど、

自分ひとりになった時

ちょっとバーボンとかを飲み過ぎた時に自由にしてやる



仕事をしていれば嫌なことはたくさんあるよ。

でも、送ってきた生活とか人生全般は

そう、全体的にはやっぱり愛してるよ。

ひとりで戦うために、暖かい小部屋にタバコと酒を注ぐこともあるけれどね。



成長も贅沢も、もう望まなくなってしまってさ。

年寄り臭くなってるけれども、やっぱりいつもその小部屋はある。

表に出さないだけでね、でも出す必要もないってことが大人になると分かる。



みんな持ってることを知ってるからさ。

口にする必要なんてないよ。

みんなたまには自由にしてやる。



辛い時はタバコとアルコールで満たしてしまうような。

小部屋がね。

でも、やっぱりその暖かい小部屋で、いつかの誰かをずっと待ってる。










こういう酔っ払いに向けた文章を書くと

けっこうみんな。泣いてくれるよね。

俺は全然泣かないけれどね。

君はどう?



アメリカの詩人、デレク・ハートフィールドの「虹のまわりを一周」からの引用。

● マックとマタニティーブルー

小田急線の読売ランド前駅に住んでいる26歳男性が、わたくし斎藤順である。

小田急線読売ランド前のMcDonald's、そういわゆるマクドナルド

アメリカ風に発音するならばマクダナルズに。

とても素敵な女性の店員さんがいた。

田舎のマクダナルズにありがちなように、やはり読売ランド前のマクダナルズは、老人と中学が主な客層だった。

そんな民度の低いマクダナルズで、その店員さんは奇跡であった。

例えていうならばそれはマグダラのマリアのごとき聖女であったのである。

(実際にはマクナルのマリアですね^^)



ちなみにルックスはマジでこんな感じである。

パッチリした目、色白の肌。老若男女問わぬスマイルゼロYENである。

というわけで、そんなマクナルのマリアに恋をしたのは多分1年以上前である。

どうすれば、彼女と親しくなれるだろうか?

見た目がマリアっぽいからとりあえずAve Maria(こんにちは、マリア)と声を掛ければよいのかと迷い続けた。

そして、さまざまなアドバイスを知人からもらった結果、とりあえず常連になってから挨拶しつつ。

顔を覚えてもらってから少しずつ声を掛ければよい、という至極全うな結論に至り、

ちょっとずつ声を掛け始めたのがここ最近3ヶ月くらい前。

そして、3ヶ月くらい前に齋藤は思ったのである。

読売ランド前のマクナルのマリア、ちょっと太ってお腹出てない???????

そんな感想を痛き筒、先日久しぶりにマックに行って、マクナルのマリアを発見すると。

めっちゃおなか出てる。




おめでたやんけ!!!!!!!!





と、発覚したしだいである。

久しぶりに、マジか。と思った。

チキンフィレオのセット、頼みながら思わず真顔になったもんね。

マジか、と思った。

おれ、もんげーダサいと思ったもんね。

好きな人に恋人がいるとか、そういう次元じゃねーもん。

妊娠してるんかーいっ!!ってすげー思わず突っ込んだもん。

もうね、あれですよ。

告白する以前に、俺土俵に立ってなかった感がヤバイ。

ダセェwwwwwwwwwwwwwwwwwwって思った。

そんなわけで、マクナルのマリアが妊娠しているという事実を知って、最近気持ちがブルーです。






マリッジブルーをこんな風に体験するとは思わなかったよね。