田舎暮らし毒本。読本やおまへん、毒本です。
田舎暮らしを少しでも考えておられる人、都会と田舎のデュアルライル(二拠点生活)などを検討されてる方、リモートワークで地方移住•••
全てにお勧めです。
作者は山梨県の北杜市に移住して20年の山口県生まれ東京出身の有名作家さん。
いわば元祖リモートワークの自由業の方です。
私も北海道に移住したり、長崎県の離島と大阪との二拠点生活をしたりしてきましたが、それでは到底及ばない ガチの田舎暮らしの本音が書かれています。
前半はログハウス•薪ストーブの大変さや良さを詳しく書いくれてます。
これだけでも田舎暮らしに役立ちます。
そして中盤からが本音炸裂。
狩猟者との戦い、鹿•猪•猿、行政の杓子定規さ•出来レース、大手企業の悪巧み?、そして地元民との関係構築。
三代経ってようやく『きたりもん』から卒業できるというしきたり?のようなものも知りました。
まあ、薄々とは感じたりもしたことがありますが。
これも、パートナーが地元出身とか親族がいるとかで全然ちがうでしょうし、北海道のように元々移住者(開拓者)中心の土地で、しかも都市部に住んでた私にとっては、むしろ因習のない、とっても暮らしやすい場所でした、北海道は。
むしろ、北海道である意味それなりに開花させてもらったとさえ思っています、
今、大阪以外に沖縄ともう一箇所拠点を設けようと動いていますが、そういった点も大きく考慮しないとダメですね。
山梨って東京から2時間くらいだし、なんとなく開放的な土地だと思ってました。
信州にも憧れますが、どうなんでしょうねえ。
白馬の方は移住者や外国人の方々も多いですし。
ニセコもそうですね。
実際住むと違うのかな。
とまあ、コロナさんのおかげで生活を180度変える決心がつきましたよ。
ともあれ。
この本、面白いです!
追伸
『新住民と旧住民の間にあるかべは、取っ払えるものではない。
ただ-双方が出入りできるドアが付いている壁であれば、それでいい』
素晴らしい〆でした。