「おはよ…」
リビングに顔を出すと…
クリームシチューのいい匂いが起きたての俺を覚醒させる…
『おはよ………お前寝癖すげえな…』
「そう?…」
朝起きて…いつもならトイレに直行だけど…
今日はあなたの背後にまわり後からギュッっと抱きしめた…
『ん?何だよ…』
「美味しそう……」
白くフツフツしている鍋からは…
フワフワの湯気と愛情たっぷりのダシが沸き上がっている…
俺は目の前のサラフワの髪にキスすると…
もう一度ギュッっと抱きしめる…
『もう出来るぞ…』
「うん…顔洗ってくる…」
抱きしめた腕の力を緩めたら…
あなたはクルッと俺の方に向いて…
『どした?風邪ひいたのか?…』
と言って俺のオデコにあなたのを重ねた…
目の前のあなたは…
いつも通り可愛くて…
俺は思わず目を閉じ唇を尖らせる…
チュッ…( ˘ ³˘)♡
一瞬柔らかい感触が唇に感じた…
『ふふっ……熱無いじゃん…何甘えてんだよ…』
「智くん…」
『ん?……』
「大好き!!!」
目の前の天使をもう一度思い切りギュッっと抱きしめると…
あなたも俺の背中に腕を回して…
『おいらも大好きだよ…』
って…嬉しいこと言ってくれた…
そしたら…
俺の胸の奥の方がホワッっと温かくなって…
なぜだか目頭が熱くなった…
「智くん♡」
∧_∧_∧
(*・ω・)ω<*)
/⌒ づ⊂⌒ヽ ぎゅ~♥
『翔………』
「智くん♡」
『翔……そろそろ顔洗ってこい…』
「あ……は、はい…」
智くんはクルッと後ろを向くとシチューをかき混ぜはじめた…
ちょっと朝からテンション上がっちゃった…ヾ(´ε`*)ゝ♡
俺は顔を洗って食卓についた…
『この胡桃パン旨いんだぞ♡』
智くんは焼きたての胡桃パンにバターを塗って渡してくれた…
香りの良いコーヒーを一口飲んでパンに噛みつく…
歯ごたえのいい胡桃が口の中で弾けて香ばしくとても美味しい…
「うおっ…う、うま〜い」(≧∇≦)b
『シチューにコーン入れ過ぎちゃったかな…』
クリームシチューが入った熱々の皿は見ただけで具だくさんだと分かった…
「俺コーン好きだし!お、海老も入ってる♪」
『朝からちゃんと食べて風邪ひかないようにしねぇとな…』
「去年智くん風邪ひいたもんね…」
『今年はひかねぇし…』( ̄^ ̄)
威張る智くんが可愛くて…ちょっとからかってみたくなる…
「そんなの分かんないよ!気をつけていてもひいちゃう時もあるでしょ!」
『今年はひかねぇの!』(‾^‾)ง⁼³₌₃
「ふうん…」(*´艸`)ププッ…
だから…ムキになると一層可愛いんだってば…ꉂꉂ(˃᷄ε ˂᷅ ๑))
朝から可愛い智くんに…
とても穏やかな気持ちにさせられた…
「いつもありがとう…」
『ん?何?…』
「ふふっ…何でもな〜〜い♪」
「あ!アサリ入ってた!」
『お前好きだろ!』
「うん♪美味しい♡」
『ふふっ…♡』
朝から幸せを実感♡♡♡
んふふっ……
羨ましいだろう…(  ̄^ ̄ )エヘン