どうして帰ってきたの?

どうしてだと思う?


ぼくは…

君に会うために ニューヨークに帰ってきたんだ




この一言で Nは 僕に恋をした

仕事を終えるとミッドタウン 国連そばのMOBY-DICKと言うバーで

酒を飲みながら 見つめ合い

互いを知るために過去や現在 そして未来を重ねあった


そしてSEXをした



付き合い始めた頃 煙草を吸っていた彼女は

いつの間にか煙草をやめていた

ぼくは なぜ と聞かなかった



胸の辺りまである黒いストレートな髪

ぼく
を見つめる二つの大きな瞳

柔らかなくちびる 白い肌


どんなに寒くてもジャケットの前は開けている

インナーの白いシャツはボタンをいつも二つまで外している

ふくよかな胸が強調される...



小さな嘘だった 

それは

小さな嘘だった